【ゴルフ上達のヒント】冬の西日・逆光でミスショットしないための「目線」のコツ

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ティーチングプロの野山佳治です。

先日ポッドキャストリスナーの方からこのようなコメントをいただきました。

「最近、上がり3ホールは冬の西に向かって打つことが多くなりました。西日でボールの行方が見えず、どうもうまく打つことができません」

コメントありがとうございます。 今の時期、日が落ちるのが早くなり、西日がきつくて逆光になり、ボールがよく見えないことが増えますよね。

今回はこの「逆光時の打ち方」と「注意点」について解説します。

なぜ西日だとミスショットが増えるのか?

ボールが見えにくい状況だと、ゴルファー心理としてどうしても以下のようになりがちです。

 逆光でボールが見えずらいの出、早くボールを見つけようとしてインパクト直後に顔が早く上がってしまう結果、体が起き上がり、トップしたり右にプッシュアウトしたりする

「見えない」という不安が、スイングを崩してしまうのです。

対策:ボールの行方は「同伴者」に任せる

ミスを防ぐための最大のポイントは、「自分でボールを見ようとしすぎないこと」です。

具体的には以下のことを意識してみてください。

  • 同伴者に「ボールの行方を見ていてください」と事前にお願いする。
  • 打った後、一瞬だけ顔を上げるのを遅らせる。
  • アイアンであれば、削ったターフ(地面)を見てから顔を上げるくらいの感覚を持つ。

ほんの一瞬、ボールを目で追うのを遅らせるだけで、体の起き上がりを防げます。

注意!頭の「残しすぎ」もNG

ただし、気をつけたいのは「頭を残しすぎること」です。

「絶対に見ないぞ」と意識しすぎて、打った後もずっと地面を見続けていると、今度は体の回転が止まってしまいます。その結果、手打ちになり、チーピンが出たり飛距離が落ちたりします。

あくまで「一瞬、顔を残す」あるいは「通常通り振るけれど、見えなくてもいいやと割り切る」くらいの感覚がベストです。

逆光以外のシチュエーションでも注意が必要

この「早く結果を見ようとしてヘッドアップする」という現象は、逆光以外でも起こります。

  • 高い木を越えたい時
  • 池越えのショット

こういったプレッシャーがかかる場面でも、ボールの行方が気になって顔が上がりやすくなります。逆光の時と同じように、あまり早くボールの方向を見すぎないように心がけましょう。

安全面での注意:打ち込みを防ぐ

西日や逆光の時は、スイングだけでなく安全確認も重要です。前の組がどこにいるか見えない場合があるからです。

  • カートのナビで前のカート位置を確認する。
  • ピンの位置、バンカー、池、グリーンの形状をナビで事前によく確認する。
  • ティーショットではOBやハザードの位置を確認し、明確な打ち出し方向を決めてから打つ。

見えないからこそ、情報の確認を徹底してください。

「霧」の中のゴルフは意外とスコアが良い?

逆光に似た現象で「霧」があります。 私が以前10年間研修生をしていた静岡の愛鷹シックスハンドれっそクラブは、景色も良く夏涼しい素晴らしいコースでしたが、唯一「霧が出やすい」という欠点がありました。

濃い霧だと視界が50メートルくらいになることもあります。 しかし、そんな霧の中でプレーされたお客様から、よくこんな話を聞きました。

「意外に霧の方がスコアが良かったよ」

なぜなら、どうせ打ったボールは見えないので、ボールの行方を気にしなくなるからです。結果としてヘッドアップが防げ、スイングに集中でき、ナイスショットが増えるのです。

西日の時もこれと同じです。「見えなくて当たり前」と割り切って、行方を気にしすぎずにプレイしてみてください。


【お願い】アドレス診断アプリのテスター募集

最後に少しお知らせです。 現在、私のアドレス診断ツールをスマホアプリ化するために準備を進めています。

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ご協力いただける方は、ぜひご連絡いただければと思います。

それでは、西日対策をしっかりして、冬のゴルフも楽しんでください!

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