2025年11月30日(土)にムーンレイクゴルフクラブ鶴舞コースさんにラウンドレッスンを行ってきました。日没の関係で後半はナイターでのプレーとなりましたが、参加者の皆さんの真剣な姿勢に私も熱が入りました。

今回のレッスンで、特に「インドアではナイスショット連発なのに、なぜか100が切れない」という方のプレーを拝見し、スコアを崩してしまう決定的な原因をいくつか見つけることができました。
練習場では完璧でも、コースで思うような結果が出ない方、ぜひ最後までお読みください。
コースでミスショットが出てしまう原因
インドアで綺麗なスイングをしている方がコースでミスを繰り返してしまうのは、メンタルや環境の変化から来る小さな動作の違いが原因です。
1. バックスイングのスピードが遅すぎること
コースに出ると、「慎重に」「丁寧に」という気持ちから、バックスイングを極端にゆっくりと上げてしまう方がいます。
しかし、ゆっくり上げすぎると、切り返しで急に力が入り、スピードも急激に上がってしまいます。結果としてタイミングが取れず、ミッショットに繋がります。
重要なのは、バックスイングはある程度のスピードを保つことです。
よく「今のスイングは速すぎた」と言われることがありますが、それはスイング全体が速いのではなく、「切り返しのタイミングが速い」、つまり下半身リードができていない状態を指します。バックスイングをゆっくり上げすぎると、切り返しでの捻転差を作りづらくなり、飛距離も落ちてしまいます。適度なスピードでスムーズに上げましょう。

2. バックスイングで右へ動きすぎ
バックスイングで右に動きすぎてしまうと、インパクトの瞬間に正しい位置に体を戻すことが難しくなり、これもミッショットの原因となります。軸を意識し、その場で回転するイメージを持つことが大切です。
3. 早すぎる体の開き(起き上がり)
これはコース特有の原因です。ボールの行方を早く見たいという心理から、インパクト前に肩が開いたり、体が起き上がったりする動作が早くなってしまいます。
体が早く開いてしまうと、クラブの軌道が不安定になり、ダフリやトップ、そして大きなスライスボールの原因となります。ボールを最後までしっかり見る意識を持ち、しっかりとボールを打ってからボールの行方を確認するように意識して練習してください。

練習場で「コースを想定する」
練習場でひたすらボールをパカパカ打つだけでは、コースでの結果には繋がりません。
「この一球はパー5の2打目だ」「これは150ヤードのショートホールだ」といったように、コースの状況を頭の中で明確に思い描きながら、一球一球丁寧にショットの練習をしてください。この意識改革だけで、コースでの再現性は格段に向上します。

冬の薄い芝への対応
これから本格的な冬ゴルフのシーズンに入ります。夏の元気な芝と違い、冬は芝が薄くなり、ボールが浮きづらくなります。
夏の感覚で手前からクラブを入れてしまうと、即座にダフリやトップのミスが出ます。
- 意識改革: ボールを打ち込む意識を持つか、ボールの位置を普段より少し右に置くなどして対応しましょう。
- アプローチ: 特にアプローチは芝が薄くなり打ちづらくなります。ロフトの寝たサンドウェッジ(SW)だけでなく、ピッチングウェッジ(PW)やアプローチウェッジ(AW)など、ロフトの立ったクラブを使って、低い球をイメージして打つことが有効です。
冬ゴルフで大切なマナー
最後に、冬のゴルフで一つだけお願いしたいことがあります。
寒さで鼻の調子が悪くなる方も多いかと思いますが、他の人がショットを打つ瞬間は、鼻をすする音を出さないように配慮をお願いします。
他のプレーヤーが打つ時は、その人のプレーをしっかり見て、無用な音を立てない意識を持つことが、ゴルフを気持ちよく楽しむための大切なマナーです。

スコアに直結するラウンドレッスンのお知らせ
今回お話ししたように、スコアアップには、スイングの技術だけでなく、コース特有の心理的・環境的な要因を克服することが不可欠です。
私のラウンドレッスンでは、練習場では見えないミスの原因を徹底的に分析し、スコアに直結する実践的なレッスンを行っています。
- 開催日: 毎週水曜日と土曜日の午後
- 詳細: 「野山佳治」で検索していただき、私のホームページをご覧ください。
ぜひ、次のラウンドで劇的なスコアアップを実現するために、レッスンにご参加ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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