ゴルフのメンタルが崩れる本当の原因とは?「心」ではなく「意識」を変えよう

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こんにちは、ティーチングプロの野山佳治です。 それでは今日も、ゴルフ上達に役立つヒントやコツをお伝えいたします。


メンタルが崩れるのは「心が弱い」からではありません

ゴルフをしていてミスが続くと、「自分はメンタルが弱いな」と落ち込んでしまうことはありませんか?

実は、メンタルが崩れる本当の原因は「心が弱いから」ではありません。もちろん心が強いに越したことはありませんが、一番の原因は 自分がコントロールできないことに意識が向いているから なのです。

例えば、ラウンド中に次のようなことを考えていませんか?

  • OBを打ちたくない
  • ミスをしたらどうしよう
  • 同伴者にどう思われるかな
  • 100切りできるかな、スコアはどうなるかな

これらはすべて、自分では100%コントロールできない「結果」「評価」「他人の目」「未来のスコア」です。これらに意識が向きすぎると、脳は不安を感じ、メンタルが不安定になってしまいます。

メンタルが強い人は「今できること」に集中している

では、メンタルが強い人は何を考えているのでしょうか。彼らは意識の向け所が違います。

メンタルが強い人は、常に 今、自分がコントロールできること だけに集中しています。

  • 今のボールのライ(状態)はどうなっているか
  • どこを狙えば安全に攻められるか
  • どんなリズムで振るか
  • ここからどんな球を打っていくか

結果や評価を気にするのではなく、「今、自分がすべきこと」に意識を向けることで、メンタルを良い状態に保つことができるのです。

「うまくやろう」「ミスしないように」という意識は、一見前向きに見えますが、「失敗したらどうしよう」という裏返しの不安を生みます。そうなると体が固まり、リズムが乱れて、結果的にミスを招いてしまうのです。

崩れそうになったら意識を「作業」に戻す

ラウンドは時間が長いですから、どうしても「良いスコアを出したい」という欲や不安が出てくるのは仕方のないことです。大切なのは、そうなった時にどう考え直すかです。

メンタルを立て直す一番の方法は、 意識を作業に戻すこと です。

感情をどうにかしようとするのではなく、今すぐ実行できる具体的な動作(作業)に集中しましょう。

  • フェアウェイの右サイドを狙う
  • 7割の力感で振る
  • 素振りと同じテンポで打つ

このように、今できる「作業」に集中することで、余計な不安が消えていき、良い状態を保つことができます。

まとめ:今やるべき一つの作業に集中しよう

ゴルフでメンタルが崩れるのは、決してあなたの心が弱いせいではありません。意識が「コントロールできない未来や結果」に飛んでしまっているだけなのです。

もしラウンド中に「メンタルが怪しいな、崩れそうだな」と感じたら、自分の心や感情をコントロールしようとするのではなく、 今やるべき一つの作業 に集中してみてください。

これを意識するだけで、メンタルを安定させ、結果として良いスコアに繋げることができます。ぜひ次回のラウンドで参考にしてみてください。

あとがき

最近久しぶりに指に「あかぎれ」ができてしまいました。 あかぎれと言えば「水絆創膏(みずばんそうこう)」ですよね。薬局で買ってきて塗ったところ、傷口が塞がって手を洗っても痛くなく、非常に快適です。

今はあまりあかぎれはできないのですが、ゴルフ場で研修生をしていた頃は、一生懸命練習していたのでよく手が荒れていました。 当時は「コード入り」といって、糸が入っている硬いグリップが主流でした。私もその硬いグリップを使っていたので、余計に手が荒れやすかったんです。最近は柔らかいグリップも増えたので、手への負担も少なくなりましたね。

当時はあかぎれが痛いので、絆創膏の上からテーピングを巻いて練習していました。ただ、これだと練習後にグリップがベトベトになって掃除が大変なんです。今は丈夫な絆創膏があるので、本当に便利になったなと感じます。

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