2025年7月30日(水)にCPGカントリークラブに行ってきました。連日の猛暑から一転、心地よい風が吹く絶好のゴルフ日和でした。CPGカントリークラブさんは食事がおいしいと有名で、トンテキ定食をいただきましたが、評判通りおいしかったですし、かなりのボリュームでした。(本当に2人前かと思うほどでした!)
「練習場ではナイスショットが打てるのに、コースに出るとダメ…」
この日は、ラウンドレッスンにはじめてご参加していただいた方だったのですが、お悩みを聞いたら、
「練習場では調子よく打てているんです。でも、コースに出ると上手く打てなくなってしまいます」
といわれました。多くのゴルファーが抱える共通の悩みです。

練習場とコースで何が変わったのか?
スタート前の練習場:問題なし
練習場でのスイングチェックでは、特に大きな問題は見当たりませんでした。バランスも取れていて、インパクトも悪くない。「これなら大丈夫」と思ってスタートしたのですが…
コースに出た途端に現れた問題
1番ホールから明らかな変化が現れました:
- ダウンスイングで左に突っ込む動き
- その結果生まれる連鎖的なミス
- ダフリやトップ
- 左へのミスショット
- プッシュアウト
- 弾道の低下
練習場と異なるスイングになっていました。

なぜコースで「左への突っ込み」が起こるのか?
原因は「強く打ちたい」という気持ちと、バックスイングでの回転不足
「ボールを強く、遠くに飛ばしたい」という意識が強いと、左に突っ込みやすくなります。
コースに出ると、どうしても「いいショットを打ちたい」「飛ばしたい」という気持ちが強くなります。その結果、ダウンスイングで左に突っ込む動きが生まれ、様々なミスを誘発するのです。
また、バックスイングで回転不足になってしまうと、左に突っ込みやすくなります。回転不足になると、頭がほとんど右に動きません。
しかしながら、ダウンでは左への動きがあるので、左に突っ込んでしまいます。バックスイングで肩がしっかり回れば、顔が右をむき、頭が少し右に動くので、ダウンで左に動く動きがあっても左に突っ込みません。

練習場とコースの決定的な3つの違い
1. ボールの行方への意識レベル
練習場(特にインドア)の場合:
- ボールの軌道はスクリーンに表示される
- 実際のボールは見えない
- 結果への不安が少ない
コースの場合:
- ボールの行方がリアルタイムで見える
- OBや池などのハザードが気になる
- 結果への不安が増大
この意識の違いが、顔が早く上がってしまう動きや切り返しタイミングの狂いを生み出します。
2. 地面の状況:平らvs複雑な傾斜
練習場の人工マットは常に平らで安定していますが、コースには平らな場所はほとんど存在しません。ティーイングエリアでさえ、微妙な傾斜があります。
この傾斜への対応が、スイングを無意識に変化させる大きな要因となります。
3. ライの多様性:理想vs現実
- 練習場: 常に理想的なライ
- コース: ラフ、薄い芝、ディボット跡など様々
夏場は、フェアウェイのライが練習場より良い場合もありますが、ラフに入ると途端に難易度が上がります。

効果的な改善方法
1. 客観的な現状把握
練習場とコースでのスイングをスマホで撮影して、スイングを見比べる
詳細比較分析
- 違いを具体的にピックアップ
- 変化の原因を考察
- 改善策を立案
重要なポイント: 多くの方が練習場では撮影していても、コースでの撮影は稀です。この比較こそが上達への第一歩となります。
2. メンタル面の強化:見えないプレッシャーとの戦い
コース特有のプレッシャー要因
- 物理的プレッシャー: OB、池、バンカー等のハザード
- 心理的プレッシャー: 同伴者の視線、スコアへの執着
- 環境的プレッシャー: 風、傾斜、ライの変化
メンタル強化の重要性
ミスショットの中には、メンタル面に起因している場合があります。「どのような精神状態でプレイするか」が、スイングの質を大きく左右します。
まとめ:継続的な改善で必ず上達できる
練習場とコースでのパフォーマンスの差は、決して永続的な問題ではありません。
成功への3つのステップ:
- 現状の客観的把握(スマホ撮影比較)
- 技術的問題の特定と修正
- メンタル面の強化
この3つを継続的に実践することで、必ず改善できます。
コースでも練習場と同じように、リラックスして自然なスイングができる日は必ず来ます。そのためにも、今日から少しずつ取り組んでいきましょう。
最後に一言
ゴルフは技術とメンタルの両面から成り立つスポーツです。どちらか一方だけでは限界があります。両方をバランスよく向上させることで、真の上達が実現できるのです。
皆さんのゴルフライフがより充実したものになることを心から願っています。
コメント