2025年6月4日(水)に成田東カントリークラブにラウンドレッスンに行ってきました。
練習場で練習した後に、パターの練習をしてコースに出ましたが、アプローチの練習が広くて、長い距離のアプローチも行うことができて最高の練習環境でした。


タイミングが大事です
今日参加された方は、すごく良い球をたくさん打たれていたのですが、たまに切り返しのタイミングが早くなってしまって、ミスショットやスライス、左の引っ掛けが出ていました。
「切り返しのタイミングが早くならないよう注意してください」とお伝えしたところ、最初は上手くいっていたのですが、途中から意識しすぎてしまって、今度はバックスイングがゆっくりになりすぎて、逆にミスショットが出ていました。
切り返しのタイミングとは
切り返しのタイミングが早いというのは、ダウンスイングに入る時に、肩がダウンスイング方向に動き出すのが早いということです。
理想的な切り返し
- 下半身リードで腰や下半身が先に動く
- その後上体がダウンスイング方向に動いてくる
問題のある切り返し
- 上体と下半身が一緒にダウンスイング方向に動く
- 結果:スライス、引っ掛け、トップなどのミスショット

バックスイングをゆっくり上げすぎることの弊害
1. 切り返しで急激に力が入る
ゆっくり上げすぎると、切り返しで急激に力が入って急激にスピードが上がり、以下の問題が発生します:
- アウトからクラブがおりてしまう
- 上体が左に突っ込んでしまう
- 上から入りすぎてしまう
2. 飛距離の低下
ある程度バックスイングにスピードがあった方が、切り返しでしっかり捻転差を作ることができますが、ゆっくり上げすぎると捻転差があまりできなくなるので、球が飛ばなくなります。
3. 手打ちになりやすい
- 自分では丁寧に上げている感じがするが、実は手で上げやすくなる
- 手先で操作をしやすくなる
- 結果:ミスショットが出やすくなる
正しい切り返しのイメージ
切り返しでは急激に力を入れないで、徐々に加速しながら降りてくるイメージを持っていただくといいです。
「スイングが早かった」の真の意味
よく「今のスイング早かったよ」と言われると、バックスイングを遅くしてしまいがちですが、これは言い換えると「切り返しのタイミングが早かった」ということです。
一般的に「スイングが早かった」と言われたら、切り返しのタイミング、つまり上体をダウンスイング方向に回し始めるタイミングが早かったんだと思っていただければと思います。
バックスイングがゆっくりになりやすいケース
以下のような場面では特に注意が必要です:
- 朝一のティーショット
- 緊張した場面
- バックスイングで何かを意識しすぎている時
- ゆっくり丁寧にスイングしようと思った時
- スイングに迷っている時
- 「本当にこの番手でいいのかな」「この力でいいのかな」と思いながらバックスイングを始める時
練習とコースでの使い分け
練習場では
スイング修正の段階では、正しい形を身につけるためにゆっくり上げて練習するのはもちろん良いです。ある程度慣れてきたら、少しずつスピードを上げていってください。
コースでは
- リズムよくスイングすることが大切です。
まとめ
バックスイングをあまりゆっくりになりすぎないよう気をつけていただければと思います。私自身も、どうしてもバックスイングをゆっくりにしてしまう傾向があるので、あまりゆっくりになりすぎないよう気をつけています。
リズムよくスイングしていただくことで、ナイスショットが出やすくなりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
雑談:成田東カントリークラブさんについて
今日成田東カントリークラブさんに初めて伺いました。すごく難しいコースというイメージがあって、なかなかラウンドレッスンで使わせてもらうことはなかったのですが、実際にプレーしてみると、そこまで難しくありませんでした。最終ホールのグリーン奥には、観戦席がありました。

変化の背景
- 昔は結構難しかったようですが、アコーディアになり改修してやさしくしたようです
- 今はそこまで難しくなく、普通ぐらいの難易度
コースの印象
- ティーイングエリアに立った時はすごく広いなと思っても、実際打ってみると結構狭かったところが何ホールかありました
- 全体的にはそこまで難しくはありませんでした
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