2025年9月26日(水)に千葉国際カントリークラブさんにラウンドレッスンに行ってきましたので、その様子をお伝えします。

絶好のゴルフ日和
暑くもなく、適度に風が吹いて非常に快適なラウンドでした。まさにゴルフのトップシーズンを迎えるつつある最高のコンディションでした。
今回の参加者
今回ご参加いただいた方の一人は、いつも私が配信している音声レッスンを聞いてくださっているとのことで、ありがとうございます。
その方の特徴として:
- 週に3〜4回の練習を継続
- 非常に高いボール打ちの技術
- 距離もしっかり出る
- 長いアイアンも正確にボールを捉える
まさに技術的には申し分のないレベルでした。

技術は高いのにスコアが出ない理由
しかし、これだけの技術がありながら、なかなかスコアに結びついていませんでした。その原因は致命的なミスにありました。
致命的なミスとは何か
- ドライバーでOBを打ってしまう
- 林に入った時に1回で出ない
- 短い距離のアプローチから1回でグリーンに乗らない
こういった「この場面で最低限これをやっておきたい」ということができずに、スコアを大きく崩してしまうのです。
ドライバーでの具体的な問題点
球筋を変えようとする危険性
昨日の参加者は、最初はフェードで非常に安定していました。しかし途中から球を捕まえようとしてドローを打とうとした途端、左の林に入ってしまうことが何度かありました。
対策:出やすい球筋で攻める
コースでスイングや球筋を変えるのは非常に困難です。基本的には:
- スライスが出やすいなら、スライスを計算して攻める
- 右側OBのホールでは、球が捕まりやすいクリークやUTを使用
打ちたい球筋よりも、出やすい球筋を駆使してマネージメントすることが重要です。
林からの脱出での問題
確実に1回で脱出する重要性
林の中に入ってしまった場合、絶対に避けたいのは:
- 1回で出ない
- 強く打ちすぎて反対側の林に入ってしまう
必要な練習方法
普段の練習で取り入れてほしいのは:
- 7番アイアンで50ヤードを打つ練習
- 5番アイアンで50ヤードを打つ練習

ウェッジでの50ヤード練習は皆さんやりますが、林からはロフトの立ったクラブを使うことが多いので、この練習が非常に重要です。
アプローチでの問題と改善点
フェースを開くアプローチの使い分け
昨日の参加者は、クラブヘッドが地面に刺さらないようにフェースを開いてアプローチしていました。これ自体は良い方法ですが、距離による使い分けが必要です。
- 30ヤード以内:フェースを開いて手前から滑らせるように
- 30ヤードを超える距離:フェースをあまり開かない打ち方の方が易しい
ボール位置と重心位置の関係
ボールを右足寄りに置く場合の注意点:
- ボール位置を右に置いても、重心の位置や頭の位置は右に移動しない
- 頭の位置と重心の位置はセンター、もしくは若干左足寄りをキープ
せっかくボールを右に置いても、重心が右に来てしまうと意味がなくなってしまいます。
スコアアップのための思考法
スイング改造とスコアメイクは別のスキル
多くのゴルファーが陥りがちなのは、スイングのことばかり考えてしまうことです:
- なぜスライスしてしまうのか
- なぜうまく当たらないのか
もちろんこれらも大切ですが、「なぜスコアが出ないのか」という視点での分析も同じように重要です。
ラウンド後の振り返りポイント
ラウンド後は必ず振り返ってください:
- どこで致命的なミスをしたか
- どのクラブ選択が失敗だったか
- どの場面でマネージメントミスがあったか

これからのシーズンに向けて
これから本当に良い季節、ゴルフのトップシーズンに向かっていきます。技術向上と合わせて、戦略的な思考も磨いて、より充実したゴルフを楽しんでいただければと思います。
ラウンドレッスンのご案内
千葉でラウンドレッスンを開催しております。お近くの方はぜひご参加ください。詳細は下記URLよりご覧ください。

まとめ
技術が高いのにスコアが出ない原因は「致命的なミス」にあります:
- コースでの球筋変更は避け、出やすい球筋で攻める
- 林からの脱出練習(ロフトの立ったクラブでの距離調整)を行う
- アプローチでの距離感を磨き、確実にグリーンに乗せることを心がける
- ラウンド後は「なぜスコアが出なかったか」の視点で振り返る
この視点を持つことで、きっとスコアアップにつながるはずです。
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