ティーチングプロの野山佳治です。寒い日が続きますが、皆さんのゴルフライフはいかがでしょうか。

先日、朝の冷え込みで少しヒヤッとする体験をしました。車のフロントガラスは凍っていなかったので「ラッキー!」と思って出発しようとしたのですが、ガラスが汚れていたのでウォッシャー液を出してワイパーを動かした瞬間……出した水がその場で凍りつき、一気に前が見えなくなってしまったのです。
幸いまだ駐車場の中だったので事なきを得ましたが、もし走行中だったらと思うとゾッとします。結局、氷が溶けるまでじっと待つことになりました。実は昨シーズンから、ホームセンターなどで売っている「氷解スプレー」を使い始めたのですが、これが本当に便利なんです。シュッとかけるだけで一瞬で溶けます。もし、まだ「暖房の風で溶けるのをじっと待っている」という方がいたら、ぜひ試してみてください。朝の貴重な数分間を節約できますよ。
さて、この「前が見えなくなる」というトラブル、実はゴルフの上達プロセスにも非常によく似ています。
今日のテーマは、「上手くいかない時こそ、成長の最大のチャンスである」というお話です。今の時期、厳しいコンディションの中でスコアを崩し、「自分は下手になったんじゃないか」と落ち込んでいる方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

「ゴルフが上手くいかない」は神様からのプレゼント?冬の試練を成長に変える最強の思考法
ゴルフというスポーツは不思議なもので、絶好調の時よりも、絶不調の時の方が多くのことを教えてくれます。しかし、多くのゴルファーは上手くいかないと「自分には才能がない」「練習が足りない」とネガティブな方向へ考えてしまいがちです。
実は、「上手くいかない時」は、あなたのゴルフが次のステージへ上がるための「前兆」なのです。
1. なぜ「上手くいっている時」は成長しにくいのか?
調子が良い時、私たちは最高に楽しい気分でプレーします。しかし、冷静に分析すると、好調な時ほど「思考」が止まっていることが多いのです。
- 工夫をしなくなる: そのままで当たるので、新しい技術や理論を取り入れようとしません。
- 欠点が見えなくなる: スイングに小さなズレがあっても、タイミングや勢いでカバーできてしまうため、根本的な問題に気づけません。
- 深く考えない: 「なぜ今のショットが良かったのか」を分析する人は少なく、ただ結果に満足して終わってしまいます。
つまり、絶好調の時は「貯金を切り崩してプレーしている状態」であり、新しい貯金(技術向上)はあまり作られていないのです。
一方で、上手くいかない時はどうでしょうか。「なぜ当たらないのか」「どこが悪いのか」「どうすれば修正できるのか」と、必死に考え、試行錯誤しますよね。この「悩み、考えるプロセス」こそが、ゴルフの筋肉(知性と技術)を育てる最高の栄養素になります。

2. 自分の「感覚」を疑え!データが教えてくれる驚きの真実
上手くいかない時、多くの人は「スイングが変になった」と考え、一生懸命スイング改造を始めます。しかし、ここで一つ大きな落とし穴があります。それは、「自分の主観的な感覚」と「客観的な事実(データ)」には大きなズレがあるということです。
印象に騙されてはいけない
例えば、ラウンドを終えて「今日はドライバーが右に曲がりまくって最悪だった」と落ち込んでいる人がいたとします。しかし、スコアカードや統計データを冷静に振り返ってみると、実は以下のような事実が浮かび上がることがよくあります。
| 項目 | 本人の印象 | 客観的なデータ(事実) |
| ドライバー | 「曲がりまくって地獄だった」 | OBは1回だけ。あとはラフに残っていた。 |
| アプローチ | 「普通だった」 | グリーン周りから3打・4打かかった場面が5回あった。 |
| パッティング | 「そこそこだった」 | 3パットが4回。1.5m以内の取りこぼしが多数。 |
このケースでは、本人の印象ではドライバーが戦犯ですが、実際にスコアを崩しているのはショートゲームです。
「最終ホールで右に曲げて池に入れた」といった強いネガティブな印象があると、脳はその1回のミスを「今日一日ずっと起きていたこと」のように錯覚させてしまうのです。

データを活用して「本当の敵」を見つける
上手くいかない時こそ、スマホのスコア管理アプリなどを使って、以下の項目を正確に記録してみてください。
- フェアウェイキープ率
- パーオン率
- パット数
- ペナルティ数
- アプローチの成功率(寄せワンの回数)
データを見ることで、「ああ、自分を苦しめているのはスイングの乱れじゃなくて、実は30ヤードのアプローチのミスだったんだ」と冷静に気づくことができます。正しい原因が見つかれば、あとはそれを修正するだけ。 これが成長の最短ルートです。
3. 迷った時の処方箋:常に「基本」に立ち返る
調子が悪くなると、多くのゴルファーは「もっと腰を回すべきか?」「手首の角度はどうだ?」と、複雑なスイング理論の迷宮に迷い込みます。しかし、断言できるのは、「スイングの乱れの原因は、その前段階であるアドレスにある」ということです。

アドレスがスイングを決定する
アドレス(構え)が間違っているのに、スイングだけを正しくしようとするのは、ボタンを一番上から掛け違えているようなものです。
- 右を向きすぎているから、左へ引っ掛けるスイングになる。
- 前傾が深すぎるから、起き上がる動作が入る。
- ボールとの距離が遠すぎるから、手が伸び切ってしまう。
これらはスイングの技術以前の問題です。調子が悪い時ほど、「自分は正しく立てているか?」を徹底的にチェックしてください。
AIの力で「客観的な目」を手に入れる
とはいえ、自分一人でアドレスを完璧にチェックするのは至難の業です。鏡を見ても、いざボールの前に立つと感覚が狂ってしまうからです。
そこで活用していただきたいのが、私が開発(AIに指示を出して構築)した「アドレス診断ツール」です。
数日前にiOS版をApp Storeでリリースしました。スマホで自分のアドレス写真を撮るだけで、AIが私の理論に基づき、あなたの構えを診断し、点数化します。
- iPhoneの方: App Storeで「アドレス診断」と検索してダウンロードしてください。
- Androidの方: 現在申請中ですので、もうしばらくお待ちください。それまではWeb版をご案内しています。私のLINEに「アドレス診断ツールが欲しい」とメッセージをいただければ、個別に返信させていただきます。
客観的な指標を持つことは、上手くいかない時の「心の支え」にもなります。
4. 調子を取り戻すための「半分」の法則
アドレスを修正しても、まだボールが上手く当たらない……。そんな時に即効性のある練習法が、「スイングを半分にする」という考え方です。
① 振り幅を半分にする(ハーフスイング)
上手くいかない時は、無意識に「当てよう」としてフルスイングで力んでしまいます。まずはスイングの大きさを半分にしましょう。肩から肩までのハーフスイングで、確実に芯で捉える感覚を取り戻します。
それでもダメなら、さらに半分(クォータースイング)、腰から腰の高さまで落としてください。
② スピードを半分にする(スローモーション)
スイングの「スピード」も半分に落とします。ゆっくり振ることで、自分の体が今どう動いているのか、ヘッドがどこを通っているのかを脳が認識できるようになります。
「ゆっくり振って芯に当たる」ようになったら、徐々にスピードと大きさを戻していきます。
「小さく・ゆっくり」で打てないボールが、大きく・速く振って打てるはずがありません。 勇気を持って「半分」に落とすことが、スランプ脱出の特効薬です。
5. まとめ:冬の試練は春の快進撃への伏線
冬のゴルフは、芝が薄く、風が強く、体が動きにくい。確かに「上手くいかない条件」が揃っています。しかし、その過酷な環境で試行錯誤し、データを取り、基本(アドレス)に立ち返り、ハーフスイングで技術を磨いた人は、春になって暖かくなった時、別人のようなゴルフを展開できるようになります。
上手くいかない時は、こう自分に言い聞かせてください。
「今、私は成長の真っ只中にいる。この課題をクリアした先には、新しい景色が待っている」
落ち込んでいる暇はありません。上手くいかない今だからこそ、できる練習がたくさんあります。一歩ずつ、着実に進んでいきましょう。
それでは、今日も素敵なゴルフライフを!
📢 さらにゴルフを深く学びたい方へ
最後までお読みいただき、ありがとうございます!あなたのゴルフライフをサポートするために、以下の案内をご用意しています。
✅ LINE公式アカウントでAIアドレス診断ツールと正しいアドレスをまとめたPDFを受け取る。
不定期でレッスンのご案内もしています

✅ 毎日音声でゴルフ上達の為のヒントやコツを配信しています
技術だけでなく、コースマネジメントやメンタルについても詳しく解説しています。
✅ ラウンドレッスンのご案内
コースを回りながら、実践的なレッスンを行っています。
✅ インスタでもゴルフ上達の為の情報を配信しています
次の一歩として:
まずは、次回の練習やラウンドで「30ヤード以内のミス」を正の字で数えてみてください。スイングの悩みとは別の、意外な「スコアの壁」が見えてくるかもしれません。

✅ 毎日音声でゴルフ上達の為のヒントやコツを配信しています
技術だけでなく、コースマネジメントやメンタルについても詳しく解説しています。
✅ ラウンドレッスンのご案内
コースを回りながら、実践的なレッスンを行っています。
✅ インスタでもゴルフ上達の為の情報を配信しています




コメント