ティーチングプロの野山佳治です。
最近は、アドレス診断ツールをスマホアプリ化しようと奮闘中ですが、審査待ちなどでなかなか前に進まず、もどかしい日々を送っています。早く皆様のお手元に届けたいと思っています。

さて、今日のテーマは、「インドア練習場で練習する時の注意点」です。
寒さが本格化し、インドア練習場を利用する機会が増えた方も多いのではないでしょうか。インドア練習場は寒い季節には本当にありがたい存在ですが、効果的に上達するためにはいくつか注意すべき点があります。
今回は、インドア練習場を最大限に活用し、スコアアップに繋げるための重要なポイントを、お伝えします。

1. 弾道計測器の飛距離は「絶対」ではない
インドア練習場には、弾道計測器が設置されていることが多いです。飛距離、バックスピン量、曲がり幅など、様々なデータが得られるのは魅力的ですよね。
しかし、ここで特に注意していただきたいのは「飛距離を気にしすぎないこと」です。
- 計測器による誤差がある: 弾道計測器の種類によって、飛距離の表示にはばらつきがあります。「甘い(長く出る)計測器」もあれば、「辛い(短く出る)計測器」もあります。
- 打席による違いもある: 同じ計測器を使っていても、隣の打席では数値が変わることもあります。
計測器の数値が「絶対」だと信じ込んで、いつもより飛距離が出ないと無理に力んでしまうのはNGです。飛距離はあくまで目安として捉え、実際のコースでの距離感とのズレを修正することを意識しましょう。
2. スイングチェック時の「カメラの位置」に要注意
インドア練習場では、自分のスイングをすぐに動画で確認できる機能があるところも増えています。スイング分析には非常に役立ちますが、スイングを正しく分析するためには「カメラの位置」を必ずチェックしてください。
特に、クラブヘッドの軌道を見る際には、カメラの位置によって見え方が大きく異なります。
| カメラの位置 | クラブヘッドの軌道の見え方 |
| 体に近い後方 | ややアウトサイドに見えやすい |
| 体から遠い後方 | インサイドに上がっているように見えやすい |
カメラの位置を把握せずにチェックすると、実際の軌道とは異なる誤った分析をしてしまい、修正の方向性を間違える可能性があります。正確なスイングチェックのために、カメラの位置を把握してから練習に取り組みましょう。

3. 「しっかりと振る練習」も忘れずに取り入れる
インドア練習場では、スイングの形や動画チェックに集中しやすいため、「しっかり振る」という本来の動作を忘れがちです。
綺麗なスイングの形を作ることはもちろん大切ですが、そればかりに注力していると、だんだん飛距離が出なくなってしまうことがあります。
- 形作りに集中する時間
- しっかり振り抜き、飛ばすための練習時間
この両方のバランスを意識して練習メニューを組みましょう。たまには「飛ばす」ことを目的に、力強く振る練習を意図的に取り入れてください。
4. 常に「コースを想定」して練習する
これはインドア練習場に限ったことではありませんが、練習の質を高めるためには「コースを想定する」ことが非常に重要です。
- ただボールを打つだけでなく、「今、何のホールで、どの番手で、どこを狙っているか」を明確にする
- ラウンドが近く調整が必要な場合は、特に意識的に実践的な練習を取り入れる
スイングの形を作る時期は純粋なドリルでも良いですが、コースでのスコアに直結させるためには、本番を意識した練習を心がけましょう。
まとめ
インドア練習場を効果的に活用するための5つのポイントをまとめます。
- 飛距離を気にしすぎない: 計測器の距離は目安。コースとのズレを修正する。
- カメラの位置を確認する: 正確なスイング分析のためにカメラ位置を把握する。
- しっかりと振る練習をする: 形作りだけでなく、飛距離を出す練習も取り入れる。
- コースを想定して練習する: 常に本番の状況をイメージする。
寒さ対策にもなり、スイング作りに集中できるインドア練習場は、冬のゴルフ上達には欠かせません。これらの注意点を意識して、賢く練習し、レベルアップを目指しましょう!
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