2025年7月16日(水)に千葉国際カントリークラブさんでのラウンドレッスンを振り返りながら、ゴルフ上達に欠かせないボールの位置について詳しくお話しします。
昨日のラウンドレッスンから
雨予報だったため、予定していた4名の方のうち3名がキャンセルとなり、結果的にマンツーマンでのレッスンとなりました。雨は前半に少し降った程度で、後半は全く降られることなく、むしろカンカン照りよりも快適にラウンドできました。
ゴルフ場も非常に空いており、9時スタートで1時半頃には終了という、とてもスムーズなラウンドでした。特に後半は前も後ろも全くいない状態で、非常に快適でした。

傾斜地でのボールの位置
千葉国際カントリークラブさんはアップダウンが多く、傾斜からのショットが非常に多いコースです。
ですのでこの日のレッスンでは、この傾斜地でのボールの位置を重点的にお伝えしました。
傾斜地では通常よりも右足寄りに置く
なぜ右足寄りに置くのか。平らな場所では、ダウンスイングで少し左に重心移動してから打っていきますが、傾斜からのショットでは、あまり動いてしまうとボールに当たらなくなってしまいます。そのため、ダウンスイングで左に重心を乗せずに、その場で回転するような感じになります。左に行かない分だけ、ボールの位置を少し右に置く必要があるのです。
これは、左足上がり、左足下がり、つま先下がり、つま先上がり、どのような傾斜でも同じです。
正しい位置の見つけ方
では、どのくらい右に置けば良いのでしょうか。ボールを打つ前に、同じような傾斜に立って素振りをしてください。クラブヘッドが地面のどこを擦るかを確認し、その擦った場所を少しだけ右足寄りに置きます。これによって、ナイスショットを打ちやすくなります。

ボールの位置が与える影響
ボールの位置は、とても重要です。その影響は多岐にわたります。
ミート率への影響 ボールの位置が正しいとミート率が上がります。逆に間違っているとダフったりトップしてしまったりします。
方向性への影響
- ボールを左足寄りに置くと、クラブヘッドの軌道がアウトサイドインになりやすく、スライスや左への引っ掛けが出やすくなります
- ボールを右足寄りに置くと、インサイドアウトの軌道になりやすく、右へのプッシュボールやフックボールが出やすくなります
弾道の高さへの影響
- 左寄りに置けば高い球になります
- 右足寄りに置くと低い球になります
飛距離への影響 弾道の高さが変わるということは、飛距離にも影響を与えます。
このように、ボールの位置はミート率、方向性、飛距離のすべてに関係してくるのです。

左打ちの経験から学んだこと
今年に入って左打ちにチャレンジした際、コースでボールの位置がどこに置いているのか分からなくなってしまうことがありました。右打ちの場合、アドレスしてボールの位置を見れば、「ここの位置だとうまく当たりそうだな」「ここだとちょっとうまく当たらなそうだな」と感覚的に分かるのですが、左打ちでは経験が少ないため、それが全く分かりませんでした。
これは、まだ経験が浅い方にも同じことが言えます。だからこそ、正しい位置に置くことを意識していただきたいのです。
正しいセットアップのルーティン
正しい位置に置くためには、セットアップのルーティンをしっかりと行うことが重要です。
手順
- ボールの後方から確認し、打ち出したい方向の目印を探す
- その目印に対して、まず最初にフェイスの向きを合わせる
- 両足を揃えた状態(右足と左足をくっつけた状態)でフェイスの向きを決める
- 両足のセンターにボールを置く
- フェイスの向きが決まったら、左足、右足と順番に足を広げてスタンスを取る
注意点 スタンスを先に決めてからフースの向きを決めると、方向性も狂ってしまいやすくなりますし、ボールの位置も正しい位置に置きづらくなります。必ずフェースの向きを決めてから、スタンスを取るようにしてください。

まとめ
ボールの位置は、ゴルフにおいて本当に重要な要素です。ミート率、方向性、飛距離のすべてに影響を与えるため、正しい位置でのセットアップを心がけてください。
特に傾斜地では、平らな場所よりも少し右足寄りに置くことを忘れずに。そして、正しいセットアップのルーティンを身につけることで、より安定したショットが打てるようになります。
是非参考にしてみてください。
ラウンドレッスンの詳細は下記URLよりご覧ください。

コメント