2025年4月19日(土)に市原ゴルフクラブ柿の木台コースでラウンドレッスンを行いました。午後3時スタートでしたが、日中の暑さも和らぎ、快適なコンディションの中でのレッスンとなりました。コース内は徐々に緑が増してきており、いよいよ本格的なゴルフシーズンの到来を感じました。

スイングの癖はスケールを問わず現れる
今回のラウンドレッスンで特に感じたのは「大きいスイングの癖とアプローチの癖の関連性」についてです。レッスンに参加された方は、ダウンスイングで体が起き上がってしまう傾向があり、その結果としてトップやフェースが開いて右へ曲がるミスが目立っていました。
興味深いことに、この癖はドライバーやアイアンのフルスイングだけでなく、小さなアプローチのスイングでも同じように現れていたのです。これは偶然ではなく、大きいスイングで出る癖はアプローチでも同様に表れるケースが非常に多いのです。

スイング修正は小さく始めよう
スイングを修正したいとき、多くのゴルファーはまずフルスイングから変えようとしがちです。スマートフォンで撮影した自分のスイングを見て「ここを直したい」と思っても、いきなり大きいスイングで修正しようとすると、なかなか変わらない、あるいは変えても良い球が出ずに挫折してしまうことが少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、小さいスイングからの修正アプローチです。その理由は以下の通りです:
- 動きが小さく、意識しやすい:アプローチのような小さいスイングは動く範囲が限られているため、フォームの変化に集中しやすいです。
- 動きがゆっくりで変えやすい:スピードが遅いため、体の感覚をしっかりと掴みながら修正できます。
- 成功体験を得やすい:小さいスイングは変化を加えても比較的早く良い当たりが出るため、自信につながります

段階的なスイング改善法
具体的な練習方法としては、次のステップを踏むことをお勧めします:
- まずはウェッジを使った腰から腰までの小さなアプローチからスタート
- うまくできるようになったら、肩から肩のハーフスイングへ
- 次に3/4スイング
- 最終的にフルスイングへ
クラブ選択についても、最初は短いウェッジから始めて、徐々に長いクラブへと移行していくとスムーズです。
アプローチ練習の重要性を再認識
人によってはアプローチをフルショットの前のウォーミングアップ程度にしか考えていないかもしれません。しかし、スイング改善の観点からも、スコアアップの観点からも、アプローチ練習は極めて重要です。
練習場では「1球10円、15円」というお金が発生するので、つい大きなショットを練習してしまいがちですが、アプローチをおろそかにしないよう心がけてください。またアプローチはスコアに直結します。
シーズン到来に向けて
現在、芝は徐々に青くなり、ボールのライも良くなってきています。冬の間にコツコツと練習を続けてきた方にとっては、これからの季節はその成果が表れやすい時期です。温かくなって体も動きやすくなり、スコアを伸ばすチャンスです。
ぜひ今シーズンは、アプローチからスイングを見直し、自己ベストスコアの更新を目指してみてください。
ラウンドレッスンの日程や詳細は下記URLよりご覧ください。

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