2025年5月21日(水)にアコーディアゴルフ空港ゴルフコース成田さんにラウンドレッスンに行ってきました。

練習場で練習していただいてから、コースに出たのですが、練習場のクラブ立ては、カートの荷台に使われているものが使われていました。

今日の生徒さんの課題
今日来てくださった方は、インドアレッスンでは本当に素晴らしいスイングをされるんです。ショットの精度も高くて、私も「これならコースでも大丈夫だな」と思っていたんですが、アプローチで苦労されていて、グリーン周りで行ったり来たりしてしまう場面がありました。
問題のあったアドレス
見ていて一番気になったのが、やはりアドレスでした
- ボールを右足の前に置く
- 頭は右に傾け右足重心
- 少しオープンスタンスで構える
これを見た瞬間に、「あ、これはミスが出るな」と正直思いました。なぜかというと、ボールポジションは低い球を打つセッティングなのに、頭の位置は球を上げたい時のポジションだったからです。

アドレスが表す意図
アドレスは一目見て、どんな球が打ちたいかがはっきり分かるものがいいです。
正しいアドレスの例
ランニングアプローチ(低く転がす)の場合:
- ボールは右足寄り
- 体重は左足に多めにかける
- ハンドファーストに構える
ピッチショット(高く上げて止める)の場合:
- ボールはもう少し中央寄り
- 左右均等の重心で構える
今日の問題点
ところが今日の生徒さんのアドレスは、この二つが混在してしまっていたんです。おそらく:
- 「ダフらないように」という意識 → ボールを右に配置
- 「球を上げなきゃ」という気持ち → 頭が右に移動
気持ちはよく分かるんですが、これでは上手く打つことができません。

アドレスがスイングに与える影響
実際にスイングを見ていても、アドレスの影響がはっきり出ていました:
- バックスイング: ボールが右で頭も右にあるため、インサイドに上がってしまう
- ダウンスイング: 「振り遅れる」感覚になって、手でクラブを操作しようとする
- インパクト: 手首の角度が変わって、ダフリやトップが発生
これはアプローチだけの話ではありません。フルショットでも同じことが言えます。
他人から見て分かるアドレスの重要性
他の人があなたのアドレスを見た時に、どんな球が出そうか想像できるようなアドレスをしていただくといいです。
それだけ明確な意図を持ってアドレスしてくださいという意味なんです。
アドレスで分かります
アドレスを見ただけで、かなりの確率でその後の結果が予想できます
- 「あ、この構えだとダフリそうだな」
- 「いい球が出そうだな」
それくらい、アドレスには情報が詰まっているんです。
自分のアドレスをチェックする方法
動画撮影の重要性
やはり動画撮影が一番です。特にコースでは、練習場とは全く違う状況になります:
- 傾斜がある
- ライが悪い
- プレッシャーがある
そういう中で、自分がどんなアドレスをしているのか、客観的に見ることが大切です。

コースでの撮影をお勧めする理由
傾斜に対してちゃんと対応できているかどうかを確認できること
チェックポイント:
- しっかり傾斜なりに立てているか
- ボールの位置は正しいか
練習場では平坦なところからしか打ちませんから、こういった傾斜への対応は実戦でしか分からないんです。
レッスンでの改善例
改善のプロセス
レッスンの後半では:
- 「どんな球を打ちたいのか」を明確化
- それに応じたアドレスをアドバイス
- ランニングアプローチ → 低く転がす意図が分かるアドレス
- ピッチショット → 上げて止める意図が分かるアドレス
そうすると、見違えるように良くなりました。
なぜ改善したのか
アドレスが決まると、スイングも自然と良くなるんです:
- 変に意識して手で調整する必要がなくなる
- 身体が自然と正しい動きをしてくれる
- これがアドレスの力なんです
実践へのアドバイス
セルフチェックの方法
皆さんも、ぜひ一度、コースでのご自身のアドレスを動画で撮影してみてください。きっと新しい発見があると思います。
自問すべき質問:
「この構えで、自分が意図した球が出そうかな?」
もし答えが「NO」なら、アドレスを見直す良いタイミングです。
ゴルフの基本原則
ゴルフは準備がととても大事です。その準備の中でも、アドレスは最も重要な要素の一つです。
優先順位:
- まずは正しく構えること
- スイングテクニックを磨く
これを大切にしていただければ、必ずスコアアップに繋がります。
まとめ
アドレスは非常に大事です。打ちたい球筋がはっきりと分かるアドレスにしていただくことで、意図し球筋が打ちやすくなります。
ラウンドレッスンの日程や詳細は下記URLよりご覧ください

コメント