2025年9月27日(土)の午後からムーンレイクゴルフクラブ 茂原コースさんにて、ラウンドレッスンに行ってきました。
ご参加いただいたのは、定期的にレッスンにお越しいただいている方で、最近めきめきと上達され、ショットも非常に良くなってきています。スコアも80台中盤が定着し、もう70台が目前というレベルに達している方でした。

好調なショットの中に潜むミスショットの原因
ショットの技術は非常に高いのですが、当然ながらコースではミスショットも出ます。そのミスショットの原因がどこにあるのかを分析したところ、単なる技術的な問題ではなく、メンタル的な影響で発生しているケースが多いことが分かりました。
具体的には、このような状況です。
- クラブ選択の迷いからの力み:7番か8番かで迷い、届かないかもしれない8番を選択した際に、「しっかり打とう」と強く意識しすぎた結果、力みが生じ、ダフってミスショット。
- 危険を避けたい意識からのミス:右がOBのホールで、「右に行きたくない」という意識が強くなりすぎて、結果的に左へ大きくミスショット。
コース上でミスショットが出るのは避けられませんが、その原因が何なのかを考えることが、上達への重要な一歩です。

ミスショットの原因を究明する
皆さんもコースでミスが出たとき、まずはその原因を考えてみてください。
- 技術的な問題:単純にスイングの技術に問題があるのか?
- メンタルの問題:プレッシャー、迷い、避けたい意識などのメンタルが影響しているのか?
- 環境への不適応:傾斜、芝の状態、風などのコース状況にうまく対応できていないのか?
- その他:疲労など、他の要因があるのか?
昨日の参加者の方のケースでは、プレッシャーのない場面や広いホールでは非常に良いショットが出ていました。しかし、「短くしたくない」「OBは避けたい」といったプレッシャーがかかる場面や考え事をする場面でミスが出ていたため、これは技術よりもメンタルとコースマネージメントに注力すべき段階であると判断できます。

改善のためのアプローチ:スイングだけではない
ミスショットの原因が技術ではない場合、練習方法も変える必要があります。
例えば、「8番でちょっと届かないから力いっぱい振ろうとしてダフった」というケース。
この場合、「ダフらないようにスイングの練習をしよう」とするだけでは、真の原因を潰すことにはなりません。取り組むべきは、以下の点です。
1. 練習での「再現性」と「許容範囲」の拡大
- しっかり打つ練習:8番でいつも150ヤードなら、練習から155ヤードを打つ練習を取り入れ、「強く打ってもミスしない」許容範囲を広げる。
2. コースマネージメントとメンタルの強化
- 割り切り:クラブ選択で迷った場合、「8番で打つけれど、ショートしても仕方がない」と割り切って打つ。力まず、いつものスイングで打ち切ることを優先する。
- 狙い所の明確化:危険を避けるために狙う場所を明確にし、そのターゲットに向けて集中してスイングする(避けたい方向ではなく、狙う方向を見る)。
ミスショットをしたら、すぐにスイングの形に問題があったと考えがちですが、特に上級者になってくると、スイング以外の部分、つまりメンタルやコースマネージメントがスコアを左右する大きな要因となります。

まとめ
コースでミスが出たとき、その原因が何なのかを徹底的に考えてみてください。
ダフったからといって、すべてがスイング技術の問題とは限りません。力みや迷いが原因であれば、スイングの練習に加えて、メンタル的な準備やコースマネージメントの考え方を磨くことが、スムーズな上達に繋がります。
この「ミスショットの原因究明」は、ゴルフ上達において非常に難しくも重要な要素です。日々の練習に、この視点を取り入れて取り組んでいきましょう。
ラウンドレッスンの詳細は下記URLよりご覧ください。

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