2025年12月3日(水)に加茂ゴルフ倶楽部さんでラウンドレッスンを実施してきました。その時のレッスン内容から、上級者の方にも役立つ持ち玉と逆の球筋の練習の重要性についてお話ししたいと思います。

🦆加茂ゴルフ倶楽部の魅力について
まず、今回お邪魔した加茂ゴルフ倶楽部さんについてご紹介します。
純和風で趣のあるクラブハウス、そして非常に美しく整備されたコースは、本当に素晴らしいゴルフ場だと感じました。口コミ評価も4.3と高く(2025年12月現在)、多くのゴルファーに愛されていることが分かります。
唯一の懸念点としては、都市部から少し距離があることです。しかし、そのおかげで比較的料金もリーズナブルになっており、コストパフォーマンスは抜群です。私の自宅からは1時間程度でアクセスできるため、非常におすすめのゴルフ場です。お近くの方はぜひ一度足を運んでみてください。

💡今回のテーマ:ドロー・フック派でもスライスの練習が必要な理由
今回のラウンドレッスンに参加された方の中には、70台のスコアを出されたこともある、非常にレベルの高いドロー(フック)ボールを持ち玉とする上級者の方がいらっしゃいました。
基本的には持ち玉を活かしてコースを攻めるのが定石です。フックやドローで攻められるホールは、それをメインに組み立てるべきです。
しかし、私がその方に「スライスの練習もした方がいいですよ」とお伝えしたのには、大きく分けて3つの理由があります。

1. 傾斜地からのショットを克服するため
特に注意が必要なのが、つま先下がりのライです。
つま先下がりは、クラブの構造上、通常はボールが右に曲がりやすい(スライスしやすい)傾斜です。
ドローボールを持ち玉としている方は、普段から目標の右を向いて構える傾向がありますが、つま先下がりでも右を向きすぎると、傾斜の影響でミスショットになりやすいです。
理想は、傾斜によるスライスを計算し、目標よりも左を向いて、意図的にスライス(またはストレート)を打つことです。しかし、持ち玉が左に曲がる球だと、心理的にも体の動きとしても「左を向いて構える」「スライスをイメージする」ことが非常に難しくなります。
このような苦手な傾斜から、いいイメージでボールを打つためにも、スライスを打つ練習は有効です。どうしようもない時や、つま先下がりなどのケースでは、スライスをイメージして打てるようにしておくと、スコアメイクに役立ちます。

2. コース攻略の選択肢を増やすため
コースには、明らかにスライス(フェード)の方が有利な状況が時折存在します。
もちろん、自在に球筋を操れる上級者の方は、ドローとフェードを打ち分けながら攻略できますが、基本的には持ち玉をメインで考え、どうしようもない時や、逆の球筋が圧倒的に有利な状況の時だけ、その球筋を使うというのが、良いスコアを出しやすい戦略です。
逆の球筋が打てるというだけで、コース攻略の幅が格段に広がります。
3. スイングを「ニュートラル」に近づけるため
これも重要です。
フックやドローを持ち玉としていると、スイングが自然とフックを生み出す方向に偏っていきます。例えば、アドレスで軸が右に傾きすぎたり、クラブヘッドの軌道がインサイドアウトに偏りすぎてしまうことがあります。
これが強くなりすぎると、曲がり幅が大きくなりすぎたり、右へのプッシュアウトなどのミスが出やすくなります。
たまにスライスの練習をすることで、過剰なフックの要素を修正し、アドレスやスイング軌道をスクエア(ニュートラル)に近づけることができます。
あくまで持ち玉はドローで良いのですが、曲げ幅を小さくして、スクエアな状態を保つことが、安定したショットには不可欠です。もちろん、ラウンドが近い時期はフックを徹底するのも大事ですが、日々の練習では曲がりの少ないドローボールを目指しましょう。
✅まとめ:ドロー・フック派こそスライス練習を!
今回のレッスンを通じて、ドローヒッターやフックヒッターの方も、意識的にスライスの練習を取り入れておくべきだということを改めてお伝えしました。
- 傾斜地(特につま先下がり)からの対応力を高める
- コース攻略の選択肢を増やす
- スイングをニュートラルに整え、曲がり幅を抑える
これらのメリットを享受するためにも、ぜひご自身の練習に取り入れてみてください。
🏌️♂️ラウンドレッスンのお知らせ
ラウンドレッスンは水曜日と土曜日の午後に実施しております。実際のコースでの実践的なレッスンをご希望の方は、ぜひご参加ください。
詳細については下記URLをご覧ください。

お会いできるのを楽しみにしています!



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