ティーチングプロの野山佳治です。
今日のテーマは、「狙いどころを変えるだけでスコアが激変するゴルフ頭脳」です。
ボールを打つ技術がそこまで高くなくても良いスコアを出す人もいれば、技術は高いのにスコアが伸び悩む人もいます。この差の一つは、まさに「ゴルフ頭脳」、つまり狙う方向や戦略的な思考にあります。
✅ 目標は「とりあえずグリーンに乗せる」こと
2025年12月10日(水)にアップダウンが多く、グリーン面が見えにくいホールが多い千葉国際カントリークラブさんでのラウンドレッスンで改めて感じたことですが、ゴルフでは「狙う方向」が非常に重要です。
まず、グリーンを狙う時に一番に考えていただきたいのは、「とりあえず乗せる」ということです。
上級者を目指す方は、ついピンの根元、狭いところを狙いたくなります。しかし、ピンに寄せることを考えるあまり、ピンのすぐ近くの狭いエリアだけを狙ってしまうのは危険です。
- 狙うべきは「乗せやすい場所」
- ピンの位置にかかわらず、グリーンに最も乗せやすい広いエリアを狙いましょう。
- ピンに近くなくても、まずはパターで打てる状況に持っていくことが、スコアメイクの鉄則です。
🏌️♂️ アプローチよりも「パター」を選ぶ理由
グリーンを外してウェッジでアプローチするよりも、多少遠くてもパターで打った方がカップに寄る確率が高いです。
ウェッジでのアプローチでは、距離感だけでなく、「うまく当たるか」「トップしないか」「ザックリしないか」といった多くの要素を考えなければなりません。その結果、寄せる確率が悪くなってしまいます。
一方でパターは、距離感だけに集中すれば良いのです。
上級者の方の中には「グリーンに乗せて、下りのパターを残すくらいなら、手前に外した方が優しい」と考える方もいますが、ウェッジでのアプローチが極めて得意な方を除き、奥からでもパターで打つ方が安全に寄せられます。とにかくグリーンに乗せることを最優先にしましょう。

🧠 基本的な狙い方のゴルフ頭脳
具体的な狙い方の基本は次の通りです。
- グリーンのセンターを基準に考える
- ピンが手前の場合: わずかに大きめに狙う
- ピンが奥の場合: わずかに短めに狙う
- ピンが右の場合: 左側を狙う
- ピンが左の場合: 右側を狙う
このようにピンとは反対側の広いエリアを狙うことで、グリーンに乗る確率が高まります。

🗺️ グリーンの状況を徹底的に確認する
特に、私が行った千葉国際カントリークラブさんのように、打ち上げや横長のグリーンでグリーン面が見えないホールでは、次の要素を打つ前に必ず確認してください。
- ピンの位置: グリーン上のどこに立っているのか
- グリーンの形: 縦長か、横長か、傾斜はどうか
- グリーン周りの状況: 手前や奥、左右がバンカーなのか、谷なのか、ラフなのか
ただピンまでの距離だけを見るのではなく、これらの状況を踏まえ、「最もミスを許容してくれる場所」「乗った後にパターで打ちやすい場所」を狙いましょう。
例えば、右奥に切られたピンに対し、奥からのアプローチが非常に難しい傾斜になっている場合は、あえてピンを狙わず、左側の安全な広いエリアを狙うといった判断が重要になります。

🏆 まとめ: スコア激変の鍵は「とりあえず乗せる」戦略
今日の最もお伝えしたいポイントは、
「とりあえず乗せる」ということです。乗せやすいところを狙ってください。
狙いどころを変えるという「ゴルフ頭脳」の活用で、あなたのスコアは必ず激変します。
ぜひ今日からこの戦略を取り入れて、スコアアップを目指してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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