ラウンドレッスンレポートin市原ゴルフクラブ 市原コース。

ラウンドレッスンレポート

こんにちは。ティーチングプロの野山佳治です。

2026年5月20日(水)に、千葉県にある市原ゴルフクラブ市原コースさんにて最高の天気の中、ラウンドレッスンを開催いたしました。少し汗ばむほどの陽気の中、参加された3名のプレーヤーの皆様は素晴らしい結果を残されました。

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今年からゴルフを始め、今回が記念すべきコースデビューとなった女性の方は、なんと初ラウンドで「116」という驚異的なスコアを記録されました。ドライバーの弾道が非常に安定しており、日々の練習の成果が見事に発揮されていました。また、実に20年ぶりにコースを回られた方も、長年のブランクを感じさせないプレーでご自身のベストスコアを更新。さらに、ゴルフを始めて間もないもう一名の方もベストスコアを更新されるという、ティーチングプロの私にとっても非常に喜ばしい一日となりました。

それは、「コースに出たら、スイングを大きく変えようとしないこと」です。

練習場とは異なり、傾斜があり、芝の抵抗があり、風が吹く実際のコース環境において、スイングのメカニズムそのものを修正することは極めて困難です。

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うまくボールにコンタクトできない時は、まず「アドレス(構え方)」と「グリップ(握り方)」という、動きを伴わない静止状態の基本に立ち帰っていただくといいです。スイングという動的なアクションを変えるのではなく、ボールに立つまでの準備段階を少し修正するだけで、劇的にミート率が向上することは珍しくありません。コース上では、なるべくシンプルで簡単にできる応急処置を意識してプレーすることが、大叩きを防ぎ、いいスコアを出す最大の鍵となります。

ゴルフレッスンを行っていると、「最近、何をやってもうまくいきません」というご相談をよく受けます。しかし、ゴルフにおいて不調の時期は誰にでも必ず訪れますし、むしろその時間の方が長いくらいです。

重要なのは、その不調を「どうやって乗り越えたか」という経験値の蓄積です。

調子が崩れた際、自分なりに原因を考え、どこかを修正してみて「これがうまくいった!」という成功体験を得ること。このプロセスを繰り返すことで、「今の自分はこういうミスが出ているから、あそこを直せばいいんだな」という自己解決能力が高まっていきます。不調を乗り越えた数が多ければ多いほど、ゴルフの地力は間違いなく底上げされるのです。

過去の「特効薬」が通用しなくなる理由

ここで一つ、注意すべきポイントがあります。それは、「以前うまくいった修正方法が、今回も通用するとは限らない」というゴルフの難しさです。

例えば、以前「ダフリ」のミスが頻発した際、ダウンスイングでしっかりと左足に重心を乗せる意識を持ったら劇的に改善したという経験があったとします。しかし数ヶ月後、再びダフリが出始めた時に同じように左足への重心移動を意識しても、今度は全く当たらないというケースが多々発生します。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか?それは、「他の部分の動きが変わってしまっているから」です。

以前はバックスイングでその場で綺麗に回転できていたため、左への踏み込みが有効に働きました。しかし現在は、バックスイングの時点で右に体が流れすぎている(スウェーしている)ため、ダウンスイングで左に乗ろうとしても重心が戻りきらず、結果として手前をダフってしまう……というようなメカニズムの変化が起きているのです。

うまくいったポイントを記憶しておくことは非常に大切ですが、体やスイングは日々変化していることを考慮し、常に「現在の状態」に合わせてスイングを修正していく柔軟性が求められます。

では、具体的にどのように不調の原因を探り、修正していけば良いのでしょうか。最短で100切りを達成するための効率的なステップをご紹介します。

1. スイング動画を撮影し「原因究明パズル」を楽しむ

一番確実で効果的な方法は、スマートフォン等でご自身のスイングを撮影して客観的に見ることです。正面と後方(飛球線後方)から撮影し、プロのスイングや調子が良かった頃の自分のスイングと比較してみましょう。 「なぜボールに当たらないのか?」「どこにエラーが起きているのか?」を探す作業は、まるで複雑なパズルを解くような非常に知的好奇心を刺激される楽しい作業でもあります。ぜひ、この原因究明のプロセス自体を楽しんでみてください。

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2. まずは「自分で考える力」を養う

もちろん、スイングの知識が少ない初期の段階では、動画を見ても原因が分からないことが多いと思います。その場合はすぐにゴルフレッスンを受講していただくのが一番の近道です。 しかし、ある程度ゴルフの経験を積まれている方であれば、まずは一度ご自身で「ここが悪いのではないか」と仮説を立ててみることを強くお勧めします。「うまく当たらないからすぐプロに見てもらおう」というのも一つの手ですが、自分で考え抜いた上でレッスンに足を運び、ティーチングプロに対して「自分ではこれが原因だと思うのですが、どうでしょうか?」と質問することで、得られる学びの深さは何倍にもなります。その仮説が合っていたにせよ間違っていたにせよ、自分自身でスイングを構築する力が養われていくのです。

3. 小さなスイングとゆっくりした動きからリセットする

原因が見えてきて、いざスイングを修正する段階に入ったら、絶対に普通のスピードのフルスイングで直そうとしてはいけません。 不調時のスイング修正の基本は、「小さなスイングで、ゆっくりした動きから定着させること」です。アプローチのような小さな振り幅で、新しい体の動かし方を脳と筋肉に覚え込ませていきます。そこでしっかりとボールを捉えられるようになったら、少しずつ振り幅を大きくし、徐々にスピードを上げていく。この地道なステップが、遠回りに見えて実は最も早く不調から脱出する最短ルートとなります。

いかがでしたでしょうか。ゴルフの不調は決してネガティブなものではなく、あなたがスイングをより深く理解し、さらに上のレベルへと登るための通過点に過ぎません。まずはご自身のスイングと丁寧に向き合い、小さな動きから一つひとつ自信を取り戻していってください。

不調を乗り越えた先のコースには、最高の喜びと達成感が待っています。諦めずに、一緒に前進していきましょう。

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