こんにちは野山佳治です。それでは今日もゴルフ上達に役立つヒントやコツをお伝えいたします。
2026年7月25日土曜日の午後に、千葉県市原市にある市原ゴルフクラブ 柿の木台コースにて開催したラウンドレッスンの様子をレポート形式でお届けします。
夏場のゴルフというと「暑さ」が懸念されがちですが、午後2時48分スタートという時間帯は非常に快適です。最初の1、2ホールこそ暑さを感じるものの、3ホール目、4ホール目あたりからは涼しい風が吹き抜け、非常に気持ちよく過ごすことができました。夏場の午後スタートは、暑さを避けてゴルフを堪能できる穴場的な時間帯として本当におすすめです。
今回はキャンセルが重なり、ご参加いただいた受講者様お一人とのマンツーマンレッスンとなりました。そのおかげで、すべてのショットにおいて密度の濃いアドバイスと実践的な指導を行うことができました。今回のラウンドを通じて改めて浮き彫りになった「ゴルフ上達のポイント」について、詳しく解説していきます。

1. 重いグリーン攻略の鍵は「正しいバックスイングの振り幅」にある
今回のラウンドでは、グリーンが非常に重い状態でした。そのため、ラウンド前に受講者様へ「今日はどれだけパターがしっかり打てるかがスコアメイクの勝負所になりますよ」とお伝えしていました。
受講者様もそのアドバイスを強く意識してくださり、「とにかく強く打とう」と意気込んで臨んでくださいました。しかし、ここで多くの方が陥りがちな罠が発生しました。
強く打とうとして「緩んでしまう」メカニズム
「強く打たなければならない」という強いプレッシャーがあると、無意識にバックスイングを必要以上に大きく上げてしまいます。そして、いざダウンスイングに入った瞬間に「あ、これでは強すぎてオーバーしてしまう!」と焦り、インパクトの直前で力を抜いて緩めてしまうのです。結果として、ボールはカップまで全く届かないというミスが頻発しました。
逆に、バックスイングを小さくしすぎると、「強く当てなきゃ」という焦りからパンチが入ってしまい、今度は大オーバーを招く原因になります。つまり、バックスイングが大きすぎるのも小さすぎるのも、どちらも距離感が狂う大きな原因となるのです。
正しい距離感を作るための「素振り」の極意
ちょうどいいバックスイングの振り幅を作るために最も効果的な方法、それは「カップを見ながら素振りをすること」です。
ボールを打つ直前に、カップの方向をしっかりと見据えながら「このくらいの振り幅であれば、今の重いグリーンでもちょうどいい距離に転がるな」というイメージを脳内にインプットします。このイメージを持ってからストロークに入るだけで、驚くほど距離感が安定します。
この法則はパターだけでなく、グリーン周りのアプローチでも全く同じです。アプローチであれば、「ボールを落としたい場所」をじっと見つめながら素振りをすることで、必要な振り幅とタッチが自然と体に染み込んでいきます。

2. 自分だけの「パターの物差し」を持っていますか?
パターの距離感を確実にするためには、練習グリーンを活用して「自分だけの物差し」を作っておくことが不可欠です。
- 基準のストローク幅を作る: パターヘッドを右足の外側から左足の外側まで振ったときに、ボールが何歩分転がるかを確認する。
- 段階的な距離を測る: その基準よりも「拳一個分大きく振った場合」「二個分大きく振った場合」に、それぞれどれくらいの距離を転がるのかを把握しておく。
このように、自分の中で明確な「物差し」を持っておくことで、本番のコースで何歩の距離が残ったとしても、迷いなくストロークを選択できるようになります。ラウンド前の練習グリーンで、この感覚を必ず掴んでおくようにしましょう。
3. なぜ「スタート前の練習」が100切り・スコアアップに直結するのか?
今回のラウンドでも感じたことですが、午後スタートということもあってか、スタート前の練習グリーンでしっかりとパター練習を行っている方が非常に少ない印象を受けました。時間がギリギリになってしまったという理由もあるかもしれませんが、これは非常にもったいないことです。
良いスコアを出したい、あるいは目標を達成したいと本気で願うのであれば、ラウンド前のパター練習と練習場でのショット確認は絶対に省略してはならないプロセスです。
パター練習をスキップしてはいけない理由
- その日のグリーンの速さや重さを体感し、距離感を合わせるため。
- 引っかけやすい傾向にあるか、プッシュしやすい傾向にあるかといった「その日のクセ」を察知するため。
- パターの芯でしっかりと捉える感覚を思い出し、ストロークの精度を高めるため。
ショット練習をスキップしてはいけない理由
練習場でのショット確認も同様です。その日の自分の「球筋の傾向(フック気味なのか、スライス気味なのか)」は、実際に打ってみなければ分かりません。午後スタートや練習場の設備環境によって十分に時間が取れないケースもあるかもしれませんが、可能な限り早めにゴルフ場に到着し、練習環境を整えることがスコアメイクの第一歩となります。
スタート前に練習をした人と、全くしないでティーイングエリアに向かった人とでは、ラウンド全体の安定感が全く異なります。「練習をしないままラウンドを始めて、良いスコアが出るはずがない」という意識を常に持ち、準備の時間配分を意識してみてください。

まとめ:明日から実践できるアクションプラン
今回のラウンドレッスンを通じてお伝えしたかった重要なポイントをまとめます。
- パターやアプローチでは「カップや落とし所を見ながら素振り」をして、適切な振り幅のイメージを作る。
- 練習グリーンで自分なりの「ストローク幅と転がり距離の物差し」を必ず確認する。
- スタート時間の余裕を持ってゴルフ場に入り、練習グリーンと練習場でその日の球筋と距離感を必ずチェックする。
日々の練習やラウンド前のルーティンを見直すだけでも、ゴルフは見違えるほど安定し、スコアアップにつながっていきます。ぜひ次回のラウンドから意識してみてください。
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