前回できたのに次はできない原因とアドレス確認の重要性

前回できたのに次はできない原因とアドレス確認の重要性 ブログ

練習場でいい感じにスイングできて、これでコツをつかんだと思って帰ったのに、次の練習で同じことを意識してもなぜかうまくいかない。ゴルフをある程度やっている方であれば、一度は経験があるのではないでしょうか。前回は気持ちよくボールが真っ直ぐ飛んでいたのに、同じ意識で振っているつもりなのに方向がバラついたり、当たりが薄くなったりして、戸惑ってしまう方も多いです。

この記事では、前回の練習でうまくいったことが次回は再現できなくなる原因と、その対策について解説します。原因を知って対策をしておくだけで、練習の効果を安定して積み上げられるようになります。「前回はできたのに」と落ち込む前に、まずは何が起きているのかを正しく理解しておきましょう。

うまくいかなくなる一番の理由はズレ

練習場でスイングの感覚を確かめるゴルファー

ゴルフはクラブの動きやボールとの接触点にほんの少しのズレが生じるだけで、方向がずれてしまったり、ミート率が下がってしまったりするスポーツです。前回はたまたまそのズレが小さく収まっていたために、いい当たりが続いていただけということがあります。

つまり「つかんだ」と思った感覚は、実は非常に繊細なバランスの上に成り立っていることが多いのです。同じ意識を持っていても、体のコンディションやクラブの入り方がほんの少し変われば、結果は簡単に変わってしまいます。

例えば、前回の練習ではドライバーが気持ちよく真っ直ぐ飛んで、テイクバックの感覚もばっちりだったとします。ところが次回、同じ意識で同じテンポで振ったつもりなのに、今度はつかまりすぎてフックが出てしまう。こうしたことは決して珍しくありません。クラブフェースとボールの接点が数ミリ変わるだけで、出球の方向は大きく変わってしまうからです。

ここを理解しておくと、次回うまくいかなかったときに「自分がダメになった」と落ち込む必要がないことが分かります。ズレは誰にでも起こるものだと捉えて、次の対策に目を向けることが大切です。

前提条件が変わっていることに気づく

日によって変わる体のコンディションとアドレス

前回うまくいったことが次回できなくなるもう一つの大きな理由は、前提条件そのものが変わってしまっているということです。前提条件が変わっているとは、大きく分けて二つのケースがあります。

一つ目はアドレス(構え)が変わっているケースです。アドレスはその日の体調やコンディションによって、自分でも気づかないうちに変化してしまいます。前日にたくさん練習して体が張っていたり、逆に体がこわばっていたりするだけでも、無意識のうちに構える位置や姿勢は変わってしまうものです。アドレスが変わった状態で前回と同じ意識でスイングしても、同じ結果にはなりません。

二つ目は、前回の練習で意識したことによって、すでにスイング自体が変化しているケースです。修正の意識を持って練習したことで、もとのクセがある程度直り始めているのに、前回と同じ強さで同じ意識を持ち続けてしまうと、今度は直しすぎて逆方向のミスにつながってしまいます。

分かりやすく数字で例えると、もともとテイクバックを20センチほどインサイドに引きすぎるクセがあり、それを直そうと「少しアウトに上げよう」と意識して練習したとします。その日の練習を終えると、何も意識しなくても15センチインサイドに引く程度まで、すでに軌道が修正されていたとします。ここでもし次回も前回とまったく同じ強さで「アウトに上げよう」と意識してしまうと、今度は上げすぎてアウトサイドに引きすぎるミスに変わってしまうのです。前提条件が変わっているのに同じ意識を続けることが、うまくいかなくなる原因になります。

アドレスは調子に関係なく毎回確認する

鏡でアドレスの構えをチェックするゴルファー

アドレスのズレへの対策はシンプルです。鏡を見て、いつも同じように構えられているかを確認する習慣をつけることです。ここで大切なのは、調子が悪くなってからチェックするのではなく、調子がいいときも悪いときも常に確認するという姿勢です。

調子がいいときこそ、実は自分のアドレスが崩れ始めていることに気づきにくいものです。結果が出ているとつい構えの確認を後回しにしてしまいますが、そこに落とし穴があります。鏡がない環境で練習する場合は、スマートフォンのアプリでアドレスを診断できるツールもあります。アドレス診断と検索していただければアプリストアで見つかりますので、活用してみるとよいでしょう。

  • 練習前に鏡やアプリでアドレスを確認する
  • 調子の良し悪しに関係なく毎回チェックする習慣をつける
  • いつもと違う点があれば、その日のうちに修正してから練習を始める

アドレスが変わることで前回と同じように振りにくくなるだけでなく、アドレスの崩れがスイング全体の崩れにつながり、調子を大きく崩してしまう原因にもなります。だからこそアドレスの確認は、地味に見えて非常に重要な習慣なのです。毎回のルーティンの中に組み込んでしまえば、負担なく続けられます。

撮影とルーティン、間隔で再現性を高める

スイングそのものが前回から変化しているケースへの対策は、スマートフォンでスイングを撮影して確認することです。自分の感覚では「前回と同じように振っている」つもりでも、実際の動きは変わっていることがよくあります。感覚と実際の動きにはズレが生じやすいものです。撮影した映像と自分の感覚を見比べる作業を挟むことで、修正のしすぎや前提条件の変化に早く気づけるようになります。

それに加えて、スイングのタイミングやリズムのわずかなズレも、結果を変えてしまう要因になります。対策としては、セットアップのルーティン(構えに入るまでの一連の動作)をいつも同じ順番、同じテンポで行うことです。素振りの回数やクラブを構えるタイミングを毎回そろえておくと、同じリズムでスイングしやすくなります。

さらに、前回の練習からあまり日にちを空けないことも大切です。脳が覚えていられるのは3日ほどと言われていますので、前回の練習から3日以内に、週2回以上のペースで練習していただくとよいです。1週間ぶりに練習すると、前回意識したことをすっかり忘れてしまっていて、また同じように意識してもうまくいかないということが起こります。せっかくつかみかけた感覚を無駄にしないためにも、間隔を空けすぎないように練習を積み重ねていただければと思います。

まとめ

前回できたことが次回できなくなるのには、はっきりとした理由があります。原因を理解し、日頃から次の点を意識してみてください。

  • 調子の良し悪しに関係なく、毎回アドレスを鏡やアプリで確認する
  • 感覚に頼らず、スマートフォンでスイングを撮影して実際の動きを確認する
  • セットアップのルーティンとタイミングをいつも一定にする
  • 練習は3日以内、週2回以上のペースで行い、感覚を忘れないうちに積み重ねる

小さなズレに気づき、こまめに確認する習慣が、練習の成果を次につなげる一番の近道です。ぜひ次回の練習から取り入れてみてください。

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