練習場ではスイングが良くなってきたのに、コースに出るとスコアが変わらない。100切りを目指している方には、そんな悩みがあるのではないでしょうか。もっとナイスショットを増やそうと練習することは大切です。ただ、スイングはスコアをつくる要素の一つですから、そこだけを良くしようとしても、思うような結果につながらないことがあります。
私が100切りを目指す方にお伝えしたいのは、会心の当たりが出なくても100は切れるということです。大切なのは、そこそこのショットでプレーを進め、ミスをしても大きくスコアを崩さないこと。そのための攻め方と最低限の目標、そして練習場から身につけたい構える手順を整理します。次のラウンドでは、良い当たりの数だけでなく、ミスの扱い方にも目を向けてください。
会心の一打より致命的なミスを減らす

100を切ろうとすると、どうしても「もっと良い球を打たなければ」と考えがちです。もちろん、スイングを磨いてナイスショットを増やす練習には意味がありますが、良い当たりが出た回数だけでスコアが決まるわけではありません。10球に1回、あるいは20球に1回、素晴らしいショットが出ても、ほかのショットで大きなミスを繰り返していれば、スコアはなかなか良くなりません。
ここで避けたいのが、OB(プレーできる区域の外に出ること)や、5ヤード、10ヤードほどしか進まない極端なチョロ、林の中へ打ち込むようなミスです。こうしたショットは、単に当たりが悪かったというだけでなく、その後のプレーも難しくしてしまいます。反対に、会心の当たりではなくても、そこそこ距離が出て、次のボールを打てる場所へ進められれば十分です。その一打を、失敗と決めつける必要はありません。
たとえば、思っていたほど飛ばなかったショットでも、次の一打を普通に打てる場所にあれば、プレーを続けていけます。毎回理想どおりの距離や方向を求めるよりも、まずは大きなトラブルにしないことを大切にしてください。「完璧ではなかったけれど、まずまずの場所に進んだ」と受け止められると、ショットの評価も変わります。100切りに向けて増やしたいのは、こうした、そこそこのショットです。
ラウンドを振り返るときも、良い当たりが何回出たかだけを数えないようにしましょう。スコアを崩したのはどのミスだったのか、そのほかのショットは次のプレーにつながっていたのかを確認してください。ナイスショットが少ない日でも、致命的なミスを抑えられれば、100切りにつながるラウンドはできます。スイングを良くする練習とあわせて、大きなミスを減らす視点を持つことが大切です。
最低限の目標でミスを管理する

大きなミスを減らすには、打つ前の攻め方を見直すことが大切です。会心のショットが出ることを前提にしてしまうと、少し当たりが悪かっただけで、難しい場所に入ることがあります。コースマネジメント(コースでの攻め方)は、そこそこのショットでもプレーを続けられるように考えてください。狙いどおりにいかなかった場合も、大きなトラブルになりにくい攻め方を選ぶことが、ミスを管理するということです。
そのために、各ショットで最低限やることをはっきりさせましょう。ティーショットなら、距離が出なくても、ラフに入ってもよいので、まずはOBを打たないことです。アプローチ(グリーン周りから寄せるショット)なら、ピンの近くに寄せることより、まずグリーンに乗せることを目標にします。どちらも理想の結果ではないかもしれませんが、最低限の仕事ができれば、その後のプレーにつなげられます。
こうして目標を決めておくと、ショット後の気持ちも変わります。ナイスショットを打つことばかり考えていると、ミスが出るたびに「また駄目だった」「どうしてこんな球になるのか」と感じやすくなります。しかし、ミスをどう管理するかが大切だと考えていれば、多少のミスで必要以上に動揺せずに済みます。プロでもミスショットはしますから、すべてを完璧に打とうとせず、ミスの後もスコアを崩さないことに意識を向けてください。
ただし、攻め方を考える段階と、実際にボールを打つ段階は分けましょう。打つ直前まで「ミスしてもいい」と考えながら振るという意味ではありません。ミスが出ても困りにくい攻め方を決めたら、構える手順に入ってからは、ナイスショットをイメージして打ってください。打つ前にミスへの備えを済ませ、打つときには良いショットが出ると信じる。この順番を意識すると、攻め方とショットへの集中を両立しやすくなります。
練習から構える手順をそろえる

ミスを管理する考え方とあわせて、取り組んでいただきたいのがセットアップのルーティンです。これは、ボールを打つ前に構えをつくる一連の手順を指します。練習場とコースでスイングが変わってしまう理由はいろいろありますが、その対策の一つが、この手順を確立することです。コースに出たときだけ丁寧に構えるのではなく、普段の練習から同じ順番で構え、ボールを打つようにしてください。
練習場では、最初の1球はボールの後方から打つ方向を確認しましょう。毎回後ろに回るのが大変であれば、後方からの確認は最初の1球だけでも構いません。その後のショットでも、クラブのフェース(ボールを打つ面)を、スパット(向きを合わせるための目印)に合わせる手順は続けてください。先にフェースの向きを決めてからスタンス(足の位置)を取り、アドレス(打つための構え)をつくって打つ、という流れです。
練習している方を見ると、足を広げたまま、両手でクラブを握り続け、次のボールを持ってきてすぐに打っていることがあります。このような打ち方では、毎回向きを確かめて構える手順を練習できません。球数を重ねるだけでなく、1球ごとに構えをつくり直す意識を持ってください。フェースを目印に合わせたか、その後に足の位置を決めたかを確かめるだけでも、いつも同じ順番で構える練習になります。
練習場で、フェースを合わせる前に足の位置を決めていたことに気づいたら、いったん構えを解き、順番どおりにやり直してみましょう。狙いを確認し、フェースを合わせ、足の位置を決めて構える流れを普段から繰り返すことが大切です。コースでも同じ手順を使い、構えに入ったら良いショットをイメージして打ってください。攻め方で大きなミスに備えることと、正しく構える習慣を持つこと。その両方を100切りに役立てていきましょう。
まとめ
100切りを目指すなら、会心の一打を増やすこととあわせて、ミスをしてもスコアを崩さない準備を進めましょう。
- OBや極端なチョロなどの致命的なミスを減らし、次の一打につながる、そこそこのショットを大切にする。
- ティーショットはOBを避け、アプローチはまずグリーンに乗せるなど、最低限の目標を決める。
- 練習場からフェース、足の位置、構えの順番をそろえ、打つときにはナイスショットをイメージする。
次の練習では、1球ごとに構える手順を確かめてください。そして次のラウンドでは、良い当たりの数だけでなく、大きなミスをどれだけ抑えられたかも振り返りましょう。
📢 さらにゴルフを深く学びたい方へ
最後までお読みいただき、ありがとうございます!あなたのゴルフライフをサポートするために、以下の案内をご用意しています。
✅ LINE公式アカウントでAIアドレス診断ツールと正しいアドレスをまとめたPDFを受け取る。 不定期でレッスンのご案内もしています
https://lin.ee/2zUywIp
✅ 毎日音声でゴルフ上達の為のヒントやコツを配信しています
https://open.spotify.com/show/7L2Zm2JkbGLJYsRMlATpli?si=bfe3578e797b480c
技術だけでなく、コースマネジメントやメンタルについても詳しく解説しています。
✅ラウンドレッスンのご案内
https://noyamagolf.com/?p=47
コースを回りながら、実践的なレッスンを行っています。
✅インスタでもゴルフ上達の為の情報を配信しています
https://www.instagram.com/yoshiharu.noyama/


コメント