2026年11月4日(水)に成田の森カントリークラブさんにラウンドレッスンに行ってきました。
8:15にご集合の後、練習場で練習と、練習グリーンでのパターの練習とレッスンを受けていただいてから9:13にスタートしました。
この日は、4名の方にご参加いただきました。いつもインドアでレッスンを受けていただいている人と、定期的にラウンドレッスンを受けていただいている方と、そのお知り合いの方々でした。
この日は4名中お一人がベストスコアを更新されました。

練習場では当たるのに、コースに出ると右へ曲がったり、ダフリやトップが続いたりする。そんなとき、バックスイングや振り下ろし方を次々と変えていませんか。スコア100前後で伸び悩んでいる方ほど、ミスを取り戻そうとして、スイング中に考えることが増えがちです。ただ、コースで動きを変えようとすると、かえって当たらなくなることもあります。
私がラウンドレッスンで大切にしているのは、ある程度ボールに当たっている方には、まずアドレス、つまり打つ前の構えを見直していただくことです。肩の向きやボールの位置を調整するだけでも、ショットは変わります。今回は、実際のレッスンで確認したことをもとに、今ある技術を生かしてスコアをまとめるための、構えの見直し方をお伝えします。
コースではスイングより構えを整える

コースでミスが出たとき、最初からスイング全体を直そうとする必要はありません。先日の4名のラウンドレッスンでも、ある程度ボールに当たっている方には、構えの向きや重心のかけ方、ボールの位置を主に意識していただきました。スイングについてお伝えする場面もありましたが、プレー中は動きを細かく考えすぎず、打つ前に調整できる部分を優先しました。
なかでも大切なのが、肩がどこを向いているかです。スライス、つまり右へ曲がる球が出る方は左を向き、フック、つまり左へ曲がる球が出る方は右を向くことで、その曲がりを生かして狙います。ここで目指すのは、その場で真っすぐな球に直すことではありません。今出ている球筋を前提に、曲がった先で目標へ近づくよう、構えの方向を調整することです。
実際に、そのレッスンでベストスコアを更新された方は、スライスをうまくコントロールしていました。毎回しっかり左を向いて構え、ご自身の曲がりを見込んでショットしていたのです。右へ曲がったという結果だけを見て、すぐに振り方を変えてしまうと、次の球で何を基準に狙えばよいか分からなくなります。曲がること自体を失敗と決めつけず、その球筋でどう狙うかを考えてください。
ただし、ボールにうまく当たらず、ダフリやトップが続いている場合には、スイングへの意識が必要になることもあります。その場合も、簡単にできそうなことを一つだけに絞るのが基本です。構えを確認したうえで、一つ意識して打つ。この順番にすれば、あれもこれも直そうとして考えが増えるのを防ぎやすくなります。複雑な動きをコースで急に身につけようとせず、今できる動きでスムーズに振ることを大切にしてください。

変わる球筋に合わせて狙う方向を変える

構えの向きは、スタート前に決めたら最後まで同じ、というものではありません。ラウンドの途中で、出やすい球筋が変わることがあるからです。初めはスライスしていたのに、何ホールか進むとフックになる場合もあります。ドライバーは変わらなくても、アイアンだけ左へ飛び始めることもあります。その日の球筋を決めつけず、実際に出ている球を見て調整することが大切です。
スタート直後は体が十分に温まっておらず、バックスイングで体の回転が浅くなって、スライスしていることがあります。ところが、プレーが進んで体が回るようになると、今度はフックが出る場合があります。ここで最初と同じ向きのまま打ち続けると、現在の曲がりに構えが合いません。途中から左へ飛ぶようになったら、その変化を受け止めて、狙う方向も見直してください。
普段の持ち球、つまり自分に出やすい球筋と反対の球が出ると、向きを変えるのには勇気が要ります。いつもフックする方が、スライスに合わせて左を向けば、構えただけで違和感があるでしょう。それでも、いつもの球筋だけを頼りにするのではなく、その場の球に合わせる必要があります。慣れた向きにこだわるより、今の球がどちらへ曲がっているかを基準に切り替えることが、スコアの安定につながります。
もう一つ注意したいのが、構えた方向と振る方向のずれです。右を向いて左へ曲がる球を打つつもりでも、最終的な目標へクラブを振ると、構えに対して外側から内側へ抜けるアウトサイドインの軌道になり、スライスすることがあります。先日のレッスンでも、ドローという左へ曲がる球を打つ上手な方に、このミスがありました。右を向いたら、その方向に仮の目標を作り、クラブヘッドを通したい道筋をイメージしてください。構えた方向へ振る意識が、狙った打ち出しにつながります。
ボール位置を見直して当たりを整える

構えの向きとあわせて確認したいのが、ボールの位置です。振り方が悪いと感じていても、置く場所が変わっているために、当たりが変わっていることがあります。ドライバーでは、ボールが右足寄りになると、フェース、つまりボールに当たる面が開いたまま当たりやすくなります。その結果、右へ飛び出すプッシュが出たり、高く上がりすぎるテンプラになったりすることがあります。
反対に、地面から打つフェアウェイウッドやアイアンでは、左へ置きすぎることに注意が必要です。ボールの手前の地面を打つダフリや、ボールの上部を打つトップにつながります。右へのミスも、ダフリもトップも、すべてスイングだけが原因とは限りません。ミスが続いたら、動きを変える前に、足に対してボールがどこにあるかを見直してください。位置が変わるだけで、当たりもかなり変わります。
地面から打つショットでは、素振りでクラブが地面のどこを擦るかを見ると、ボール位置を確認しやすくなります。右打ちの場合は、その擦ったところの少し右側にボールを置くのが目安です。ボールをどこに置くか迷ったまま振るのではなく、まず素振りで地面との接点を確かめてください。素振りで擦った場所と、実際に置こうとしている場所を見比べると、構えを見直す手がかりになります。
- 素振りをして、クラブが地面を擦る場所を見る。
- 右打ちでは、擦った場所の少し右側をボール位置の目安にする。
- 構えたら、ボールが左へ寄りすぎていないか確認する。
ここまで確認しても当たらないときに、簡単なスイングの意識を一つ加えてください。ミスが出るたびに違う動きを試すと、考えることばかり増えてしまいます。コースで大切なのは、難しいことに挑戦することより、今持っている技術で少しでもよいスコアを出すことです。肩の向き、球筋に合わせた狙い方、ボール位置を打つ前に整えたら、スムーズに振ることに集中しましょう。構えでできる修正を先に済ませることが、プレーを難しくしないための基本です。
まとめ
コースでは、スイングを複雑に考える前に、打つ前の構えから見直してください。
- ある程度当たっているなら、肩の向きやボール位置など、アドレスで調整できる部分を優先する。
- 途中で球筋が変わったら狙う方向も変え、構えた方向に仮の目標を作って振る。
- 地面から打つときは素振りで擦る場所を確認し、ボール位置を整える。
次のラウンドでミスが出たら、すぐに振り方を変えず、向きとボール位置を確認してみてください。それでも当たらない場合は、簡単にできることを一つだけ意識しましょう。今ある技術を生かす工夫が、100切りに向けたスコアづくりにつながります。
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