2026年10月24日(土)に市原ゴルフクラブ 柿の木台コースさんにラウンドレッスンに行ってきました。雨予報だったので、2名様のキャンセルがあり、ご参加いただいたのは、お一人でした。
マンツーマンのレッスンだったので、1打1打、どこを狙って、どのように打つかというの確認していただいてから打っていただきました。
ご参加いただいた方は、明らかにショットの調子が悪い中で、ベストスコアまであと少しというプレーをされました。支えになったのは、集中力とコースマネジメント、つまりコースの状況に合わせて攻め方を考えることです。今回は、そのラウンドを手がかりに、不調の日のスコアの作り方と、それを次の上達につなげる考え方をお伝えします。

不調でも一打ずつ攻め方を考える

ご参加の方が、特によかったのは、ミスが出ても集中力を切らさず、次の一打を丁寧に考えていたことです。私はプレーの中で「どこを、どうやって攻めますか」と尋ね、ご本人の考えを聞きながら、必要なところで助言をしました。ショットがうまくいったかどうかだけでプレーを評価するのではなく、打つ前に攻め方を考える。その積み重ねが、不調の中でもよいスコアを残す支えになっていました。
皆さんもコースで調子が悪いと感じたら、次の一打の前に、どこへ打とうとしているのかを自分に問いかけてください。「とにかく次はいい球を打ちたい」という気持ちだけでは、攻め方が曖昧になりがちです。狙う場所と、そこへどう打つつもりなのかを言葉にすると、自分がこれから行うプレーを確認できます。レッスンで交わした問いかけも、ご自身のラウンドで使うことができます。
もちろん、攻め方を考えれば、すべてのショットが成功するわけではありません。大切なのは、失敗した後も考えることをやめず、その場から改めて次の一打に向き合うことです。今回の方も、ショットの調子がよくなったからスコアがまとまったのではなく、不調の中で丁寧なプレーを続けていました。よい球が出るのを待つだけでなく、今の状態でどう回るかを考えることが、コースでは非常に重要です。

ミスが続く時間こそ集中力を保つ

ショットが好調な日は、ボールを打つこと自体が楽しく、前向きな気持ちでプレーしやすいものです。一方、思い通りに打てない日には、投げ出したくなる気持ちもよく分かります。私もゴルフを始めた頃は、ミスショットが続くとすぐに気持ちが切れて、「早くラウンドを終えて練習場へ行きたい」と考えていました。目の前の一打より、ラウンド後に打ち直すことへ気持ちが向いていたのです。
ただ、せっかくコースに来ているのに、その後のプレーを適当にしてしまうのは非常にもったいないことです。調子の悪さに気持ちを引っ張られ、考えずに打ってしまうと、残っている一打一打を丁寧にプレーする機会まで失ってしまいます。ミスが続いたときは、「今日は駄目だ」で終わらせず、「ここが耐えどころだ」と受け止めてください。そこからどう回るかにも、取り組む価値があります。
集中し直すときには、すでに打ち終えたミスばかりを考えるのではなく、これから打つ一打の攻め方へ意識を向けましょう。うまくいかなかったことへの不満を抱えたまま、次も何となく打ってしまわないことが大切です。「次はどこへ打つか」と考え直せば、目の前のプレーに取り組めます。一打ずつ丁寧に回るというのは、好調なときだけでなく、気持ちが切れそうな場面でも続けたい姿勢です。
また、一日の中でも、ショットの調子がよい時間と悪い時間はあります。途中でうまくいかなくなったからといって、その日のすべてを諦める必要はありません。不調の時間を大きく崩さずに回ることも、ゴルフの楽しみ方の一つです。ナイスショットの数だけに目を向けず、「この状態で一打でも少なく上がるにはどうするか」を考えてみてください。思い通りに打てない中でスコアを作るところにも、ゴルフの醍醐味があります。
不調をしのぐ経験が次の自信になる

調子が悪い中でもスコアをまとめられると、「ショットがよくなくても、ここまで回れる」という自信につながります。反対に、不調になるたびに集中力を切らしてしまうと、その日の状態でどこまでできたのかを確かめられません。今回のラウンドでも、ベストスコア更新には届きませんでしたが、私は非常によいゴルフだったと感じました。結果の数字だけでなく、不調の中で最後まで丁寧にプレーしたことに大きな意味があります。
悪い日のスコアを少しでもよくしておくことは、平均スコアを整えるうえでも大切です。いつもショットが絶好調というわけではありませんから、調子がよい日だけを上達の判断材料にしないでください。不調の日にもスコアを作ることができれば、ショットの調子が戻ったときには、さらによいスコアを目指しやすくなります。ベストスコアを狙いたい方ほど、うまく打てない日のプレーにも目を向けましょう。
そのためには、コースで自分にどんな課題が出るかを知り、次の練習につなげることも役立ちます。練習場やインドアでスイングを作ることにはよさがありますし、コースには、実際にスコアを作る中で課題を確かめられるよさがあります。例えばラウンドで見つかった課題に次のラウンドまで取り組み、コースでも修正できているかを確認する。この流れを続けることで、練習と実際のプレーをつなげられます。
まだできていなければ同じ課題に継続して取り組み、できるようになったら新たな課題へ進んでください。一度のラウンドを「調子が悪かった」で片づけず、次に何を確かめるかまで考えることが大切です。すべてのショットに満足できなくても、集中力を保てた場面や、攻め方を考えて回れた場面は振り返れます。不調の日を丁寧にプレーした経験を、次のラウンドでスコアを作る自信と、練習に取り組む手がかりにしてください。
まとめ
ショットが不調な日にも、スコアのためにできることはあります。
- 一打ごとに「どこを、どう攻めるか」を考え、今の状態に向き合ってプレーする。
- ミスが続いても「ここが耐えどころ」と受け止め、次の一打への集中力を保つ。
- 不調でも丁寧に回れた経験を自信にし、コースで見えた課題を次の練習につなげる。
次のラウンドでは、うまくいかない時間こそ、一打ずつ攻め方を確認してください。すぐに気持ちを切り替えられなくても、まずは目の前の一打を丁寧に考えることから始めましょう。ナイスショットを打つ楽しさに加えて、不調の中で一打でも少なく上がる楽しさも味わっていただきたいです。
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