【ラウンドレッスンレポート】in市原ゴルフクラブ柿の木台コースさん。 フィニッシュを取るとミート率が上がる|ショット・アプローチ・パター共通のコツ

フィニッシュを取るとミート率が上がる|ショット・アプローチ・パター共通のコツ ラウンドレッスンレポート

2026年8月8日(土)に市原ゴルフクラブ 柿の木台コースにラウンドレッスンに行ってきました。14:56スタートでしたので、はじめの数ホールは暑かったのですが、すぐに涼しくなりました。この日は日没が18:38だったので、残り2ホールがナイターでのプレーになりました。

ご参加いただいた方は、オンラインでレッスンを受けていただいている方と、親子でご参加いただいた方々の3名様でした。

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オンラインでレッスンを受けていただいている方は、ラウンドレッスンも何度か受けていただいているのですが、前回の課題を確実に練習して克服されていてかなり上達されていました。

親子でご参加いただいた方のお父様は、打ち終わったあとに体がフラフラしてしまい、フィニッシュが取れていませんでした。ご本人はスイングそのものを気にされていましたが、私が横で見ていていちばん気になったのは、構えでもトップの形でもなく、打ち終わったあとの姿勢でした。

フィニッシュというと、スイングが終わったあとに残る「結果」だと思われがちです。けれどもフィニッシュを取ろうとすることで、スイングそのものを整えてくれることもあります。今回は、ショット・アプローチ・パターのそれぞれについて、打ち終わりの姿勢がどれだけスコアに関わっているのかをお話しします。

打ち終わったあと、フラフラしていませんか

打ち終わって止まっていられるかどうかを、まず確認する
打ち終わって止まっていられるかどうかを、まず確認する

まず、ご自分の打ち終わりを思い出してみてください。ボールを打ったあと、両足で立ったまま、しばらくその姿勢で止まっていられるでしょうか。それとも、体が流れて一歩踏み出してしまったり、上体が起き上がってバランスを崩したりしているでしょうか。

打ち終わりでフラフラしてしまうということは、体が支えきれない振り方をしている、ということです。つまり、フィニッシュが取れていないこと自体が問題なのではありません。フィニッシュが取れないような振り方になっていることが問題なのです。

ですから、フィニッシュを取る練習は、見た目を直すための練習ではありません。振り方そのものを直す練習になります。しかも、打つ前に意識することが増えるわけではないので、アドレスやトップの形を気にしながら打つよりも、ずっと取り組みやすい方法です。

打ち終わりが安定しない原因は、たいてい2つに絞られます。ひとつは、飛ばそうとして力いっぱい振ってしまい、振った勢いに体が持っていかれてしまうこと。もうひとつは、インパクトのあたりで前傾が早くほどけて、上体が起き上がってしまうことです。どちらも、打つ前ではなく打ったあとを見れば一目で分かります。

スマートフォンで正面や後方から動画を撮ってみると、はっきり分かります。打った瞬間ではなく、その2〜3秒後まで撮ってみてください。自分では止まっているつもりでも、意外と動いていることが多いはずです。

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フィニッシュを決めると、大振りが止まる

フィニッシュで止まろうとすると、具体的に2つのことが自然に起こります。

  • 大振りしなくなる。力いっぱい振りちぎってしまうと、そもそも最後に立っていられないため
  • 前傾をキープしている時間が長くなる。フィニッシュまで姿勢を保とうとするため

特に効いてくるのが2つ目です。打った直後に上体が起き上がってしまう方は本当に多いのですが、フィニッシュまで止まろうとすると、前傾を保っている時間が自然と長くなります。その結果、芯で捉えられる回数が増えて、ミート率が上がっていきます。

飛距離を出そうとして力いっぱい振っている方ほど、この効果を感じやすいはずです。振る力を落としているように思えても、芯に当たる分だけ結果は良くなります。振り幅を我慢するのではなく、最後に止まることだけを目標にすると、力加減は勝手に整っていきます。

なお、フィニッシュの形そのものにこだわる必要はありません。打ち終わってピタッと止まる方もいれば、反動で少し戻る方もいらっしゃいます。どちらでも構いません。大切なのは、バランスよく立っていられること、フラフラしないこと。それだけです。

練習場で試すときは、1球ごとに「止まってから次の球に行く」と決めてみてください。打っては次、打っては次と急いでしまうと、打ち終わりの姿勢まで意識が向きません。止まれた球と止まれなかった球を分けていくだけで、自分がどんなときに振りすぎているのかが見えてきます。

アプローチは、手に残る感触が距離感を育てる

両手で握ったまま止まると、当たりの強さが手に残る
両手で握ったまま止まると、当たりの強さが手に残る

フィニッシュを取っていただきたいのは、大きいスイングだけではありません。むしろアプローチのときこそ、意識していただきたいと思っています。

理由は2つあります。1つはショットと同じで、前傾がキープできるためにミート率が上がること。もう1つは、こちらのほうが大きいのですが、手に感触が残ることです。

打ち終わったあと、両手でクラブを握ったままの状態を保ってみてください。そうすると、どのくらいの強さで当たったのか、フェースのどのあたりで捉えたのかが、手のひらにはっきり残ります。この感触の記憶が積み重なって、アプローチの距離感を作っていきます。

逆に、打ってすぐクラブから片手を離してしまうと、この感触が残りません。打った本人が結果を感じ取れないので、何球打っても感覚が育っていかないのです。うまくいかない日ほど、打った直後に手を離してしまいがちですから、気をつけてみてください。

アプローチは、振り幅と力加減の組み合わせを体で覚えていく作業です。その材料になるのが、打ったときの手の感触と、実際にボールが飛んで転がった距離の2つ。打ち終わりを崩してしまうと、このうちの片方が毎回抜け落ちることになります。同じ球数を打っていても、上達の速さがまったく変わってきます。

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パターは、外したと思った瞬間こそ動かない

うまくいかなかった1打ほど、そのまま止まって見届ける
うまくいかなかった1打ほど、そのまま止まって見届ける

パターも同じです。むしろ、いちばん差が出るのはパターかもしれません。

パットは、打った瞬間に結果が分かってしまうことがあります。距離感を間違えた、引っかけた、これでは届かない。そう感じた瞬間に前傾を解いて体を起こし、クラブから手を離してしまう。よく見かける光景です。

けれども、失敗したと思ったときこそ、そのまま止まっていてください。前傾したまま、グリップも握ったまま、転がっていくボールを見る。そうすることで、どのくらいの強さで打つとどこまで転がるのかが、手の感触と実際の結果とがセットになって残ります。

打った瞬間に姿勢を崩してしまうと、その1打からは何も学べません。18ホールで30回前後打つのがパターですから、この差は決して小さくないはずです。うまくいかなかった1打こそ、いちばん材料になります。

距離感が合わないという方は、まずここを見直してみてください。ラインの読み方やストロークの形を変える前に、打ち終わりまで動かないだけで、距離感は驚くほど揃ってきます。練習グリーンでも、1球ごとに転がり切るまで前傾したまま見届ける。それだけで十分な練習になります。

まとめ

打ち終わりの姿勢について、今回の要点を整理します。

  • フィニッシュで止まろうとすると、大振りが止まり、前傾をキープする時間が長くなってミート率が上がる
  • 形は問わない。ピタッと止まっても、反動で少し戻ってもよい。バランスよく立てていればよい
  • アプローチとパターは、打ち終わりまで両手でクラブを握ったままにすると、手に感触が残って距離感が育つ

打ち終わりの姿勢は、道具を買い替えなくても、練習場でもコースでも今日から変えられます。小さなことに見えますが、小技も大きいスイングもまとめて良くなりますし、何より見た目が格好よくなります。課題は一度にすべて直そうとせず、一つずつ確実に潰していくのがいちばんの近道です。次のラウンドでは、まず打ち終わりで止まることだけを意識してみてください。

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