ラウンドレッスンレポートin長南パブリックコース。雨でぬかるんだゴルフ場の打ち方|ダフリを抑える工夫と練習法

雨でぬかるんだゴルフ場の打ち方|ダフリを抑える工夫と練習法 ブログ

2026年9月30日(水)に長南パブリックコースさんにラウンドレッスンに行ってきました。小雨の降る中でのラウンドになりました。雨は霧雨でそれほど強くなかったのですが、連日の雨で地面がかなりぬかっていて、いたるところに水たまりがあり、難しいコンディションでのラウンドになりました。

雨の日のラウンドで、いつもなら前に飛ぶ程度の小さなダフリが、大きな距離のロスになってしまうことはありませんか。見た目には打てそうでも、クラブがボールの手前に入ると地面を削ってしまい、思うようにボールへ力が伝わりません。スコア100前後で伸び悩んでいる方にとっても、こうした条件での一打は悩ましいものです。

ぬかるんだ場所では、普段と同じショットを繰り返そうとするより、ボールを捉えやすい構えや振り幅を選ぶことが大切です。私は、構えの小さな調整に加え、日頃から小さなスイングとボールだけを打つ練習をしておくことをおすすめしています。この記事では、ダフリの影響を抑える工夫と練習方法、難しい条件でも集中を切らさずに回る考え方をお伝えします。

ぬかるみのダフリを抑える構え方

ぬかるんだライではボール位置と握る長さを調整

ぬかるんだライ(ボールが置かれている地面の状態)が難しいのは、ダフリの影響が大きくなるからです。ダフリとは、クラブヘッドがボールより先に手前の地面へ当たることです。乾いて硬い地面なら、多少手前に入ってもヘッドが滑り、ボールがある程度飛ぶことがありますが、柔らかい地面ではヘッドが潜って土を削り、ボールまで力を伝えにくくなります。

ダフリが出るようなら、まずボールをいつもより少し右に置いてみてください。右打ちの場合、構えたときの右足側へ少し寄せるという意味で、この調整によってボールの手前にクラブが入りにくくなります。ただし、右に置くとクラブが上から入りやすくなるため、水たまりに近い場所では水しぶきが上がることもあり、そこはあらかじめ意識しておく必要があります。

その水しぶきを嫌がって、打つ直前に手を引いたり、体を起こしたりすると、せっかく構えを調整してもボールを捉えにくくなります。水が跳ねそうだと感じる場所では、そのことを受け入れてから構え、途中で打つ動きを変えないようにしてください。ボールを右に置く工夫と、水しぶきを避けようとして動きを緩めないことは、合わせて考えることが大切です。

もう一つの方法は、クラブを少し短く握ることです。いつもの握り位置から少し短く持つだけでも、ヘッドが地面に入りすぎるのを抑えやすくなります。ボール位置も握り方も、大きく変えればよいということではありません。まずは小さな調整から試し、ボールを捉えやすいかを確かめながら、ぬかるんだ地面に対して使える構えを見つけてください。

アドレス(打つ前の構え)で、クラブヘッドをいつもより少し浮かせておく方法もあります。ボールだけを打つイメージを持ちやすい一方、浮かせたことに体が反応し、振り下ろすときに沈み込んでしまう場合もあります。浮かせれば必ず解決するわけではないので、構えたときだけでなく、打つときに体が下がっていないかも練習場で確かめてください。

小さな振り幅とクリーンな当たりを磨く

大きい番手を小さな振り幅でしっかり振る練習

ぬかるんだ場所では、飛ばすことだけを考えるより、ミート率(ボールをしっかり捉えられる割合)を上げることが大切です。そのために使いたいのが、ハーフスイング(半分程度の振り幅)やスリークォータースイング(四分の三程度の振り幅)です。振り幅を小さくするとボールを捉えやすくなりますが、コースで急に試してもうまくできるとは限らないので、普段から練習しておきましょう。

具体的には、いつもより一番手か二番手大きいクラブを持ち、振り幅を小さくして距離を落とす練習です。たとえば、普段は8番アイアンで打つ距離を、7番や6番アイアンで打ってみてください。大きいクラブを持ったときに、どのくらいの振り幅なら狙った距離に近づくのかを確認しておくと、雨の日にもその打ち方を選びやすくなります。

ここで気をつけたいのは、大きいクラブだから飛びすぎると思い、途中で力を抜いてしまうことです。バックスイング(クラブを振り上げる動き)をしてから強すぎると感じ、振り下ろす勢いを弱める打ち方は避けてください。距離は主に振り幅で調整し、決めた小さな振り幅の中ではしっかり振ることが大切です。小さく振ることと、途中で緩めることを混同しないようにしましょう。

もう一つ、日頃から取り入れたいのが、ボールだけを打つ練習です。通常、ショートアイアンなどでは、ボールを打ったあとに目標側の芝を削り、ターフ(削り取られた芝)を取ることがあります。ここではその打ち方とは別に、クラブヘッドを地面に触れさせず、ボールだけを捉える練習をします。ぬかるんだ場所で地面を大きく削らずに打つための準備です。

イメージとしては、ハーフトップ(ボールのやや上寄りを捉える当たり)を打つ練習です。多少距離は落ちますし、最初は難しく感じるかもしれませんが、普段から試しておけば、柔らかい地面でもボールだけをクリーンに捉える感覚を養えます。小さな振り幅で打つ練習と合わせて、飛距離だけで出来を判断せず、地面に触れずにボールを打てたかも確認してください。

雨の条件を受け入れ最後まで集中する

雨で転がりが少ない条件でも一打ごとに集中する

雨で地面がぬかるんでいる日は、ダフリへの対処だけで普段通りに回れるとは限りません。ボールが落ちてからの転がりも少なくなるため、いつもと同じように打っても、前へ進む距離が短くなります。結果として、ホールが普段より長く感じられることもあります。いつもの飛距離を当然のものとして考えず、その日の地面の状態も含めてプレーを考えることが大切です。

さらに、小雨でもグリップが滑ったり、レインウェアを着ることで振りづらくなったりします。雨そのものが強くなくても、足元の柔らかさや服装などが重なると、いつも通りのスイングをするのは難しくなります。思うようなショットが出ないときには、普段との違いがあることを受け止め、その中でボールを捉えやすい振り幅や構えを選んでください。

こうした日に特に大切なのが、集中力を切らさないことです。ナイスショットが出ないからといって、「今日はもういいや」と投げ出してしまうと、その後の一打を考える気持ちまで薄れてしまいます。私は、与えられた条件の中で、どうすれば一打でもよいスコアで上がれるかを考えてほしいと伝えています。難しい日だからこそ、目の前の一打に取り組む姿勢を保ちましょう。

いつもよりスコアが悪くなってしまうことはあるかもしれません。それでも、スコアが悪いことと、残りのプレーを諦めることは分けて考えてください。ダフリが続くなら構えを調整し、ボールを捉えにくいなら小さな振り幅を使うというように、その場でできる工夫があります。結果だけを見て気持ちを切るのではなく、次の一打で何をするかを具体的に考えることが大切です。

普段は雨ならラウンドをキャンセルする方でも、コンペなどで雨の中を回る機会はあります。そのときに慌てないためにも、晴れた日の練習場から、ハーフスイングやスリークォーター、ボールだけを打つ練習を取り入れてください。使える打ち方を日頃から準備し、当日は条件に合わせて選ぶことが大切です。最後の一打まで集中を保ち、その日の中で少しでもよいスコアを目指しましょう。

まとめ

ぬかるんだ地面ではダフリの影響が大きくなるため、構えと打ち方を工夫し、最後まで集中してプレーしてください。

  • ダフリが出るときは、ボールを少し右に置く、短く握る、ヘッドを少し浮かせる方法を試す。
  • 一番手か二番手大きいクラブで振り幅を小さくし、途中で緩めずにしっかり振る。
  • ボールだけを打つ練習を重ね、雨の日も一打でもよいスコアを目指して集中を保つ。

次の練習では、8番アイアンの距離を7番や6番で打つことから始めてください。小さな振り幅で距離を調整する練習と、ボールだけを捉える練習を、雨の日に備えて積み重ねていきましょう。

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